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カテゴリー
- 01 桐壺10章
- はじめに
- いづれの御時にか 桐壺01章01
- はじめより我はと思 桐壺01章02
- 同じほどそれより下 桐壺01章03
- 朝夕の宮仕へにつけ 桐壺01章04
- 上達部上人などもあ 桐壺01章05
- 父の大納言は亡くな 桐壺01章06
- 先の世にも御契りや 桐壺02章01
- いつしかと心もとな 桐壺02章02
- 一の皇子は右大臣の 桐壺02章03
- 初めよりおしなべて 桐壺02章04
- おぼえいとやむごと 桐壺02章05
- この御子生まれたま 桐壺02章06
- 人より先に参りたま 桐壺02章07
- かしこき御蔭をば頼 桐壺02章08
- 御局は桐壺なり 桐壺02章09
- あまたの御方がたを 桐壺02章10
- 参う上りたまふにも 桐壺02章11
- またある時にはえ避 桐壺02章12
- 事にふれて数知らず 桐壺02章13
- その恨みましてやら 桐壺02章14
- この御子三つになり 桐壺02章15
- それにつけても世の 桐壺02章16
- ものの心知りたまふ 桐壺02章17
- その年の夏御息所は 桐壺03章01
- 年ごろ常の篤しさに 桐壺03章02
- かかる折にもあるま 桐壺03章03
- 限りあればさのみも 桐壺03章04
- いとにほひやかにう 桐壺03章05
- 輦車の宣旨などのた 桐壺03章06
- 限りあらむ道にも後 桐壺03章07
- 限りとて別るる道 桐壺03章08
- 息も絶えつつ聞こえ 桐壺03章09
- 御胸つとふたがりて 桐壺03章10
- 御使の行き交ふほど 桐壺03章11
- 聞こし召す御心まど 桐壺03章12
- 御子はかくてもいと 桐壺04章01
- 何事かあらむとも思 桐壺04章02
- 限りあれば例の作法 桐壺04章03
- むなしき御骸を見る 桐壺04章04
- 内裏より御使あり三 桐壺04章05
- 女御とだに言はせず 桐壺04章06
- これにつけても憎み 桐壺04章07
- もの思ひ知りたまふ 桐壺04章08
- 人柄のあはれに情け 桐壺04章09
- なくてぞとはかかる 桐壺04章10
- はかなく日ごろ過ぎ 桐壺04章11
- ほど経るままにせむ 桐壺04章12
- 亡きあとまで人の胸 桐壺04章13
- 一の宮を見たてまつ 桐壺04章14
- 野分立ちてにはかに 桐壺05章01
- 夕月夜のをかしきほ 桐壺05章02
- かうやうの折は御遊 桐壺05章03
- 命婦かしこに参で着 桐壺05章04
- やもめ住みなれど人 桐壺05章05
- 南面に下ろして母君 桐壺05章06
- 今までとまりはべる 桐壺05章07
- 参りてはいとど心苦 桐壺05章08
- しばしは夢かとのみ 桐壺05章09
- 若宮のいとおぼつか 桐壺05章10
- 目も見えはべらぬに 桐壺05章11
- ほど経ばすこしうち 桐壺05章12
- 宮城野の露吹きむ 桐壺05章13
- 命長さのいとつらう 桐壺05章14
- 若宮はいかに思ほし 桐壺05章15
- 宮は大殿籠もりにけ 桐壺06章01
- 見たてまつりてくは 桐壺06章02
- 暮れまどふ心の闇も 桐壺06章03
- 年ごろうれしく面だ 桐壺06章04
- 生まれし時より思ふ 桐壺06章05
- はかばかしう後見思 桐壺06章06
- これもわりなき心の 桐壺06章07
- 主上もしかなむ 桐壺06章08
- 我が御心ながらあな 桐壺06章09
- 泣く泣く夜いたう更 桐壺06章10
- 月は入り方の空清う 桐壺06章11
- 鈴虫の声の限りを 桐壺06章12
- いとどしく虫の音 桐壺06章13
- をかしき御贈り物な 桐壺06章14
- 若き人びと悲しきこ 桐壺06章15
- かく忌ま忌ましき身 桐壺06章16
- 命婦はまだ大殿籠も 桐壺07章01
- 御前の壺前栽のいと 桐壺07章02
- このごろ明け暮れ御 桐壺07章03
- いとこまやかにあり 桐壺07章04
- 御返り御覧ずればい 桐壺07章05
- 荒き風ふせぎし蔭 桐壺07章06
- いとかうしも見えじ 桐壺07章07
- 故大納言の遺言あや 桐壺07章08
- かくてもおのづから 桐壺07章09
- かの贈り物御覧ぜさ 桐壺07章10
- 尋ねゆく幻もがな 桐壺07章11
- 絵に描ける楊貴妃の 桐壺07章12
- 大液芙蓉未央柳もげ 桐壺07章13
- 朝夕の言種に翼をな 桐壺07章14
- 風の音虫の音につけ 桐壺07章15
- いとすさまじうもの 桐壺07章16
- いとおし立ちかどか 桐壺07章17
- 月も入りぬ雲の上も 桐壺07章18
- 思し召しやりつつ灯 桐壺07章19
- 右近の司の宿直奏の 桐壺07章20
- 人目を思して夜の御 桐壺07章21
- 朝に起きさせたまふ 桐壺07章22
- ものなども聞こし召 桐壺07章23
- すべて近うさぶらふ 桐壺07章24
- さるべき契りこそは 桐壺07章25
- 月日経て若宮参りた 桐壺08章01
- いとどこの世のもの 桐壺08章02
- 明くる年の春坊定ま 桐壺08章03
- かの御祖母北の方慰 桐壺08章04
- 御子六つになりたま 桐壺08章05
- 年ごろ馴れ睦びきこ 桐壺08章06
- 今は内裏にのみさぶ 桐壺08章07
- 七つになりたまへば 桐壺08章08
- 今は誰れも誰れもえ 桐壺08章09
- いみじき武士仇敵な 桐壺08章10
- 女皇女たち二ところ 桐壺08章11
- 御方々も隠れたまは 桐壺08章12
- わざとの御学問はさ 桐壺08章13
- そのころ高麗人の参 桐壺08章14
- 御後見だちて仕うま 桐壺08章15
- 国の親となりて帝王 桐壺08章16
- 弁もいと才かしこき 桐壺08章17
- 文など作り交はして 桐壺08章18
- 朝廷よりも多くの物 桐壺08章19
- 帝かしこき御心に倭 桐壺08章20
- 際ことに賢くてただ 桐壺08章21
- 年月に添へて御息所 桐壺09章01
- 慰むやとさるべき人 桐壺09章02
- 母后あな恐ろしや春 桐壺09章03
- 心細きさまにておは 桐壺09章04
- さぶらふ人びと御後 桐壺09章05
- 藤壺と聞こゆ 桐壺09章06
- げに御容貌ありさま 桐壺09章07
- これは人の御際まさ 桐壺09章08
- 思し紛るとはなけれ 桐壺09章09
- 源氏の君は御あたり 桐壺09章10
- 母御息所も影だにお 桐壺09章11
- 主上も限りなき御思 桐壺09章12
- こよなう心寄せきこ 桐壺09章13
- 世にたぐひなしと見 桐壺09章14
- この君の御童姿いと 桐壺10章01
- 居起ち思しいとなみ 桐壺10章02
- 一年の春宮の御元服 桐壺10章03
- 所々の饗など内蔵寮 桐壺10章04
- おはします殿の東の 桐壺10章05
- 申の時にて源氏参り 桐壺10章06
- 角髪結ひたまへるつ 桐壺10章07
- 大蔵卿蔵人仕うまつ 桐壺10章08
- いと清らなる御髪を 桐壺10章09
- かうぶりしたまひて 桐壺10章10
- 帝はたましてえ忍び 桐壺10章11
- いとかうきびはなる 桐壺10章12
- 引入の大臣の皇女腹 桐壺10章13
- 内裏にも御けしき賜 桐壺10章14
- さぶらひにまかでた 桐壺10章15
- 大臣気色ばみきこえ 桐壺10章16
- 御前より内侍宣旨う 桐壺10章17
- 御禄の物主上の命婦 桐壺10章18
- 御盃のついでにいと 桐壺10章19
- 結びつる心も深き 桐壺10章20
- 左馬寮の御馬蔵人所 桐壺10章21
- 御階のもとに親王た 桐壺10章22
- その日の御前の折櫃 桐壺10章23
- 屯食禄の唐櫃どもな 桐壺10章24
- なかなか限りもなく 桐壺10章25
- その夜大臣の御里に 桐壺10章26
- 作法世にめづらしき 桐壺10章27
- いときびはにておは 桐壺10章28
- 女君はすこし過ぐし 桐壺10章29
- この大臣の御おぼえ 桐壺10章30
- 御子どもあまた腹々 桐壺10章31
- 宮の御腹は蔵人少将 桐壺10章32
- 源氏の君は主上の常 桐壺10章33
- 大人になりたまひて 桐壺10章34
- 御遊びの折々琴笛の 桐壺10章35
- 五六日さぶらひたま 桐壺10章36
- 御方々の人びと世の 桐壺10章37
- 御心につくべき御遊 桐壺10章38
- 内裏にはもとの淑景 桐壺10章39
- 里の殿は修理職内匠 桐壺10章40
- もとの木立山のたた 桐壺10章41
- かかる所に思ふやう 桐壺10章42
- 光る君といふ名は高 桐壺10章43
- 02 帚木16章
- 光る源氏名のみこと 帚木01章01
- さるはいといたく世 帚木01章02
- まだ中将などにもの 帚木01章03
- 忍ぶの乱れやと疑ひ 帚木01章04
- 長雨晴れ間なきころ 帚木01章05
- 宮腹の中将はなかに 帚木01章06
- 右大臣のいたはりか 帚木01章07
- 里にてもわが方のし 帚木01章08
- つれづれと降り暮ら 帚木02章01
- 近き御厨子なる色々 帚木02章02
- さりぬべきすこしは 帚木02章03
- そのうちとけてかた 帚木02章04
- やむごとなくせちに 帚木02章05
- 片端づつ見るにかく 帚木02章06
- そこにこそ多く集へ 帚木02章07
- 御覧じ所あらむこそ 帚木02章08
- 女のこれはしもと難 帚木02章09
- ただうはべばかりの 帚木02章10
- わが心得たることば 帚木02章11
- 親など立ち添ひもて 帚木02章12
- 容貌をかしくうちお 帚木02章13
- 見る人後れたる方を 帚木02章14
- いとなべてはあらね 帚木02章15
- いとさばかりならむ 帚木02章16
- 取るかたなく口惜し 帚木02章17
- 人の品高く生まれぬ 帚木02章18
- 中の品になむ人の心 帚木02章19
- 下のきざみといふ際 帚木02章20
- その品々やいかにい 帚木02章21
- 世の好き者にて物よ 帚木02章22
- いと聞きにくきこと 帚木02章23
- なり上れどももとよ 帚木03章01
- また元はやむごとな 帚木03章02
- 受領と言ひて人の国 帚木03章03
- なまなまの上達部よ 帚木03章04
- 宮仕へに出で立ちて 帚木03章05
- すべてにぎははしき 帚木03章06
- 元の品時世のおぼえ 帚木03章07
- うち合ひてすぐれた 帚木03章08
- なにがしが及ぶべき 帚木03章09
- さて世にありと人に 帚木03章10
- いかではたかかりけ 帚木03章11
- 父の年老いものむつ 帚木03章12
- すぐれて疵なき方の 帚木03章13
- いでや上の品と思ふ 帚木03章14
- 白き御衣どものなよ 帚木03章15
- さまざまの人の上ど 帚木04章01
- おほかたの世につけ 帚木04章02
- 男の朝廷に仕うまつ 帚木04章03
- されど賢しとても一 帚木04章04
- 狭き家の内の主人と 帚木04章05
- とあればかかりあふ 帚木04章06
- かならずしもわが思 帚木04章07
- されど何か世のあり 帚木04章08
- 容貌きたなげなく若 帚木04章09
- なよびかに女しと見 帚木04章10
- 事が中になのめなる 帚木04章11
- またまめまめしき筋 帚木04章12
- ただひたふるに子め 帚木04章13
- げにさし向ひて見む 帚木04章14
- 常はすこしそばそば 帚木04章15
- 今はただ品にもよら 帚木05章01
- いと口惜しくねぢけ 帚木05章02
- あまりのゆゑよし心 帚木05章03
- 艶にもの恥ぢして恨 帚木05章04
- 童にはべりし時女房 帚木05章05
- 心ざし深からむ男を 帚木05章06
- 心深しやなどほめた 帚木05章07
- 思ひ立つほどはいと 帚木05章08
- いであな悲しかくは 帚木05章09
- みづから額髪をかき 帚木05章10
- 忍ぶれど涙こぼれそ 帚木05章11
- 濁りにしめるほどよ 帚木05章12
- 絶えぬ宿世浅からで 帚木05章13
- またなのめに移ろふ 帚木05章14
- すべてよろづのこと 帚木05章15
- 多くはわが心も見る 帚木05章16
- あまりむげにうちゆ 帚木05章17
- 繋がぬ舟の浮きたる 帚木05章18
- さしあたりてをかし 帚木05章19
- わが心あやまちなく 帚木05章20
- ともかくも違ふべき 帚木05章21
- 馬頭物定めの博士に 帚木06章01
- 中将はこのことわり 帚木06章02
- よろづのことによそ 帚木06章03
- 木の道の匠のよろづ 帚木06章04
- また絵所に上手多か 帚木06章05
- かかれど人の見及ば 帚木06章06
- 手を書きたるにも深 帚木06章07
- はかなきことだにか 帚木06章08
- そのはじめのこと好 帚木06章09
- 中将いみじく信じて 帚木06章10
- 法の師の世のことわ 帚木06章11
- はやうまだいと下臈 帚木07章01
- この女のあるやうも 帚木07章02
- そのかみ思ひはべり 帚木07章03
- 手を折りてあひ見し 帚木07章04
- 内裏わたりの旅寝す 帚木07章05
- さればよと心おごり 帚木07章06
- さりとも絶えて思ひ 帚木07章07
- ひとへにうち頼みた 帚木07章08
- 中将その織女の裁ち 帚木07章09
- さてまた同じころま 帚木08章01
- 神無月のころほひ月 帚木08章02
- もとよりさる心を交 帚木08章03
- 菊を折りて琴の音も 帚木08章04
- この二つのことを思 帚木08章05
- 中将なにがしは痴者 帚木09章01
- かうのどけきにおだ 帚木09章02
- さてその文の言葉は 帚木09章03
- まだ世にあらばはか 帚木09章04
- これなむえ保つまじ 帚木09章05
- 式部がところにぞけ 帚木10章01
- それはある博士のも 帚木10章02
- さていと久しくまか 帚木10章03
- すべて男も女も悪ろ 帚木11章01
- 歌詠むと思へる人の 帚木11章02
- よろづのことになど 帚木11章03
- からうして今日は日 帚木12章01
- 暗くなるほどに今宵 帚木12章02
- 人びと渡殿より出で 帚木12章03
- 守出で来て灯籠掛け 帚木12章04
- あはれのことやこの 帚木12章05
- 君はとけても寝られ 帚木13章01
- 皆静まりたるけはひ 帚木13章02
- 障子をひきたてて暁 帚木13章03
- 人柄のたをやぎたる 帚木13章04
- 鳥も鳴きぬ人びと起 帚木14章01
- ことと明くなれば障 帚木14章02
- このほどは大殿にの 帚木15章01
- さて五六日ありてこ 帚木15章02
- またの日小君召した 帚木15章03
- 御文は常にありされ 帚木15章04
- 例の内裏に日数経た 帚木16章01
- 女もさる御消息あり 帚木16章02
- さる心して人とく静 帚木16章03
- 君はいかにたばかり 帚木16章04
- 例の人びとはいぎた 帚木16章05
- 03 空蝉05章
- 寝られたまはぬまま 空蝉01章01
- 女も並々ならずかた 空蝉01章02
- 君は心づきなしと思 空蝉01章03
- 幼き心地にいかなら 空蝉02章01
- 東の妻戸に立てたて 空蝉02章02
- 火近う灯したり母屋 空蝉02章03
- いま一人は東向きに 空蝉02章04
- たとしへなく口おほ 空蝉02章05
- にぎははしう愛敬づ 空蝉02章06
- 見たまふかぎりの人 空蝉02章07
- 渡殿の戸口に寄りゐ 空蝉03章01
- 碁打ち果てつるにや 空蝉03章02
- こたみは妻戸を叩き 空蝉03章03
- 女はさこそ忘れたま 空蝉03章04
- 若き人は何心なくい 空蝉03章05
- 君は入りたまひてた 空蝉03章06
- やうやう目覚めてい 空蝉03章07
- この人のなま心なく 空蝉03章08
- 小君近う臥したるを 空蝉04章01
- 老人これを連ねて歩 空蝉04章02
- 小君御車の後にて二 空蝉05章01
- 小君を御前に臥せて 空蝉05章02
- 小君かしこに行きた 空蝉05章03
- 04 夕顔15章
- 六条わたりの御忍び 夕顔01章01
- 御車入るべき門は鎖 夕顔01章02
- 御車もいたくやつし 夕顔01章03
- 切懸だつ物にいと青 夕顔01章04
- さすがにされたる遣 夕顔01章05
- 惟光が兄の阿闍梨婿 夕顔01章06
- 子どもはいと見苦し 夕顔01章07
- 君はいとあはれと思 夕顔01章08
- 修法などまたまた始 夕顔01章09
- 惟光にこの西なる家 夕顔01章10
- 揚名介なる人の家に 夕顔01章11
- まだ見ぬ御さまなり 夕顔01章12
- 御前駆の松明ほのか 夕顔01章13
- 御心ざしの所には木 夕顔01章14
- 翌朝すこし寝過ぐし 夕顔01章15
- 今日もこの蔀の前渡 夕顔01章16
- 惟光日頃ありて参れ 夕顔01章17
- 仰せられしのちなむ 夕顔01章18
- 時々中垣のかいま見 夕顔01章19
- おぼえこそ重かるべ 夕顔01章20
- もし見たまへ得るこ 夕顔01章21
- かの下が下と人の思 夕顔01章22
- さてかの空蝉のあさ 夕顔02章01
- うらもなく待ちきこ 夕顔02章02
- まづ急ぎ参れり舟路 夕顔02章03
- 国の物語など申すに 夕顔02章04
- ものまめやかなる大 夕顔02章05
- 娘をばさるべき人に 夕顔02章06
- さすがに絶えて思ほ 夕顔02章07
- いま一方は主強くな 夕顔02章08
- 秋にもなりぬ人やり 夕顔03章01
- 六条わたりにもとけ 夕顔03章02
- 女はいとものをあま 夕顔03章03
- 霧のいと深き朝いた 夕顔03章04
- 前栽の色々乱れたる 夕顔03章05
- 見返りたまひて隅の 夕顔03章06
- をかしげなる侍童の 夕顔03章07
- 大方にうち見たてま 夕顔03章08
- ましてさりぬべきつ 夕顔03章09
- まことやかの惟光が 夕顔04章01
- その人とはさらにえ 夕顔04章02
- 一日前駆追ひて渡る 夕顔04章03
- 君は御直衣姿にて御 夕顔04章04
- 尼君の訪ひにものせ 夕顔04章05
- かりにても宿れる住 夕顔04章06
- 惟光いささかのこと 夕顔04章07
- 女さしてその人と尋 夕顔04章08
- 懸想人のいとものげ 夕顔04章09
- 女もいとあやしく心 夕顔04章10
- かかる筋はまめ人の 夕顔04章11
- いとことさらめきて 夕顔04章12
- 君もかくうらなくた 夕顔04章13
- いざいと心安き所に 夕顔04章14
- 八月十五夜隈なき月 夕顔05章01
- いとあはれなるおの 夕顔05章02
- 艶だち気色ばまむ人 夕顔05章03
- ごほごほと鳴る神よ 夕顔05章04
- 白妙の衣うつ砧の音 夕顔05章05
- 白き袷薄色のなよよ 夕顔05章06
- この世のみならぬ契 夕顔05章07
- 明け方も近うなりに 夕顔05章08
- かれ聞きたまへこの 夕顔05章09
- いさよふ月にゆくり 夕顔06章01
- そのわたり近きなに 夕顔06章02
- まだかやうなること 夕顔06章03
- 御車入れさせて西の 夕顔06章04
- 御供に人もさぶらは 夕顔06章05
- 御粥など急ぎ参らせ 夕顔06章06
- 日たくるほどに起き 夕顔06章07
- けうとくもなりにけ 夕顔06章08
- 顔はなほ隠したまへ 夕顔06章09
- 尽きせず隔てたまへ 夕顔06章10
- よしこれも我からな 夕顔06章11
- 惟光尋ねきこえて御 夕顔06章12
- たとしへなく静かな 夕顔06章13
- 内裏にいかに求めさ 夕顔06章14
- 宵過ぐるほどすこし 夕顔07章01
- 物に襲はるる心地し 夕顔07章02
- 渡殿なる宿直人起こ 夕顔07章03
- 人え聞きつけで参ら 夕顔07章04
- いとか弱くて昼も空 夕顔07章05
- 風すこしうち吹きた 夕顔07章06
- 召せば御答へして起 夕顔07章07
- このかう申す者は滝 夕顔07章08
- 帰り入りて探りたま 夕顔07章09
- いとうたて乱り心地 夕顔07章10
- 紙燭持て参れり右近 夕顔07章11
- 昔の物語などにこそ 夕顔07章12
- 言はむかたなし頼も 夕顔07章13
- 右近はただあなむつ 夕顔07章14
- 南殿の鬼のなにがし 夕顔07章15
- この男を召してここ 夕顔07章16
- 夜中も過ぎにけむか 夕顔07章17
- 右近は物もおぼえず 夕顔07章18
- 火はほのかにまたた 夕顔07章19
- 惟光とく参らなむと 夕顔07章20
- からうして鶏の声は 夕顔07章21
- からうして惟光朝臣 夕顔08章01
- 右近大夫のけはひ聞 夕顔08章02
- ややためらひてここ 夕顔08章03
- さいへど年うちねび 夕顔08章04
- さてこれより人少な 夕顔08章05
- この人をえ抱きたま 夕顔08章06
- 人びといづこよりお 夕顔09章01
- 御頭も痛く身も熱き 夕顔09章02
- 日高くなれど起き上 夕顔09章03
- 乳母にてはべる者の 夕顔09章04
- 中将さらばさるよし 夕顔09章05
- 日暮れて惟光参れり 夕顔10章01
- 今は限りにこそはも 夕顔10章02
- 添ひたりつる女はい 夕顔10章03
- 何かさらに思ほしも 夕顔10章04
- さかしさ皆思ひなせ 夕顔10章05
- さらぬ法師ばらなど 夕顔10章06
- ほの聞く女房などあ 夕顔10章07
- さらに事なくしなせ 夕顔10章08
- 御心地かきくらしい 夕顔10章09
- 道遠くおぼゆ十七日 夕顔10章10
- 辺りさへすごきに板 夕顔10章11
- 清水の方ぞ光多く見 夕顔10章12
- 入りたまへれば灯取 夕顔10章13
- 手をとらへて我に今 夕顔10章14
- 大徳たちも誰とは知 夕顔10章15
- 右近をいざ二条へと 夕顔10章16
- 道理なれどさなむ世 夕顔10章17
- 惟光夜は明け方にな 夕顔10章18
- 道いと露けきにいと 夕顔10章19
- 御馬にもはかばかし 夕顔10章20
- 君もしひて御心を起 夕顔10章21
- あやしう夜深き御歩 夕顔10章22
- まことに臥したまひ 夕顔11章01
- 内裏にも聞こしめし 夕顔11章02
- 苦しき御心地にもか 夕顔11章03
- 君はいささか隙あり 夕顔11章04
- あやしう短かかりけ 夕顔11章05
- 殿のうちの人足を空 夕顔11章06
- 大殿も経営したまひ 夕顔11章07
- 穢らひ忌みたまひし 夕顔11章08
- 大殿我が御車にて迎 夕顔11章09
- 我にもあらずあらぬ 夕顔11章10
- 九月二十日のほどに 夕顔12章01
- 右近を召し出でての 夕顔12章02
- などてか深く隠しき 夕顔12章03
- あいなかりける心比 夕顔12章04
- 何か隔てきこえさせ 夕顔12章05
- 去年の秋ごろかの右 夕顔12章06
- 世の人に似ずものづ 夕顔12章07
- 幼き人惑はしたりと 夕顔12章08
- さていづこにぞ人に 夕顔12章09
- かの中将にも伝ふべ 夕顔12章10
- さらばいとうれしく 夕顔12章11
- 夕暮の静かなるに空 夕顔12章12
- 竹の中に家鳩といふ 夕顔12章13
- 十九にやなりたまひ 夕顔12章14
- はかなびたるこそは 夕顔12章15
- この方の御好みには 夕顔12章16
- 空のうち曇りて風冷 夕顔12章17
- 耳かしかましかりし 夕顔12章18
- かの伊予の家の小君 夕顔13章01
- 遠く下りなどするを 夕顔13章02
- めづらしきにこれも 夕顔13章03
- なほかのもぬけを忘 夕顔13章04
- かの片つ方は蔵人少 夕顔13章05
- 少将のなき折に見す 夕顔13章06
- 手は悪しげなるを紛 夕顔13章07
- うちとけで向ひゐた 夕顔13章08
- かの人の四十九日忍 夕顔14章01
- 御書の師にて睦しく 夕顔14章02
- 忍びたまへど御涙も 夕顔14章03
- 忍びて調ぜさせたま 夕顔14章04
- このほどまでは漂ふ 夕顔14章05
- 頭中将を見たまふに 夕顔14章06
- かれかの夕顔の宿り 夕顔14章07
- 確かならねどけはひ 夕顔14章08
- この家主人ぞ西の京 夕顔14章09
- 右近はたかしかまし 夕顔14章10
- 君は夢をだに見ばや 夕顔14章11
- 伊予介神無月の朔日 夕顔15章01
- また内々にもわざと 夕顔15章02
- 御使帰りにけれど小 夕顔15章03
- 思へどあやしう人に 夕顔15章04
- かやうのくだくだし 夕顔15章05
- 05 若紫16章
- 瘧病にわづらひたま 若紫01章01
- やや深う入る所なり 若紫01章02
- 寺のさまもいとあは 若紫01章03
- 登りたまひて誰とも 若紫01章04
- さるべきもの作りて 若紫01章05
- すこし立ち出でつつ 若紫01章06
- 清げなる童などあま 若紫01章07
- 下りて覗くもありを 若紫01章08
- 君は行ひしたまひつ 若紫01章09
- はるかに霞みわたり 若紫01章10
- 近き所には播磨の明 若紫01章11
- かの国の前の守新発 若紫01章12
- 先つころまかり下り 若紫01章13
- けしうはあらず容貌 若紫01章14
- 人びと海龍王の后に 若紫01章15
- かく言ふは播磨守の 若紫01章16
- いでさ言ふとも田舎 若紫01章17
- 母こそゆゑあるべけ 若紫01章18
- 情けなき人なりて行 若紫01章19
- 君何心ありて海の底 若紫01章20
- かやうにてもなべて 若紫01章21
- 暮れかかりぬれどお 若紫01章22
- さもあることと皆人 若紫01章23
- 人なくてつれづれな 若紫02章01
- 人びとは帰したまひ 若紫02章02
- 簾すこし上げて花た 若紫02章03
- 四十余ばかりにてい 若紫02章04
- 清げなる大人二人ば 若紫02章05
- 髪は扇を広げたるや 若紫02章06
- 何ごとぞや童女と腹 若紫02章07
- 雀の子を犬君が逃が 若紫02章08
- このゐたる大人例の 若紫02章09
- 髪ゆるるかにいと長 若紫02章10
- 尼君いであな幼や言 若紫02章11
- つらつきいとらうた 若紫02章12
- さるは限りなう心を 若紫02章13
- 尼君髪をかき撫でつ 若紫02章14
- 幼心地にもさすがに 若紫02章15
- 生ひ立たむありか 若紫02章16
- またゐたる大人げに 若紫02章17
- 僧都あなたより来て 若紫02章18
- この世にののしりた 若紫02章19
- あはれなる人を見つ 若紫02章20
- さてもいとうつくし 若紫02章21
- うち臥したまへるに 若紫03章01
- 過りおはしましける 若紫03章02
- いぬる十余日のほど 若紫03章03
- すなはち僧都参りた 若紫03章04
- かく籠もれるほどの 若紫03章05
- げにいと心ことによ 若紫03章06
- 月もなきころなれば 若紫03章07
- そらだきものいと心 若紫03章08
- 僧都世の常なき御物 若紫04章01
- まして後の世のいみ 若紫04章02
- うち笑ひてうちつけ 若紫04章03
- かの大納言の御女も 若紫04章04
- 女ただ一人はべりし 若紫04章05
- さらばその子なりけ 若紫04章06
- いとあはれにものし 若紫04章07
- 亡くなりはべりしほ 若紫04章08
- あやしきことなれど 若紫04章09
- いとうれしかるべき 若紫04章10
- 阿弥陀仏ものしたま 若紫04章11
- 君は心地もいと悩ま 若紫05章01
- すこしねぶたげなる 若紫05章02
- 内にも人の寝ぬけは 若紫05章03
- すこし退きてあやし 若紫05章04
- げにうちつけなりと 若紫05章05
- さらにかやうの御消 若紫05章06
- おのづからさるやう 若紫05章07
- あな今めかしこの君 若紫05章08
- かうやうのついでな 若紫05章09
- 尼君ひがこと聞きた 若紫05章10
- げに若やかなる人こ 若紫05章11
- うちつけにあさはか 若紫05章12
- げに思ひたまへ寄り 若紫05章13
- あはれにうけたまは 若紫05章14
- いとうれしう思ひた 若紫05章15
- みなおぼつかなから 若紫05章16
- 僧都おはしぬればよ 若紫05章17
- 暁方になりにければ 若紫05章18
- 吹きまよふ深山お 若紫05章19
- さしぐみに袖ぬら 若紫05章20
- 明けゆく空はいとい 若紫05章21
- 名も知らぬ木草の花 若紫05章22
- 聖動きもえせねどと 若紫05章23
- 御迎への人びと参り 若紫06章01
- 今年ばかりの誓ひ深 若紫06章02
- 山水に心とまりはべ 若紫06章03
- 宮人に行きて語ら 若紫06章04
- 優曇華の花待ち得 若紫06章05
- 聖御土器賜はりて 若紫06章06
- 聖御まもりに独鈷た 若紫06章07
- 君聖よりはじめ読経 若紫06章08
- 内に僧都入りたまひ 若紫06章09
- 御消息僧都のもとな 若紫06章10
- 御返し まことにや 若紫06章11
- 御車にたてまつるほ 若紫06章12
- 頭中将左中弁さらぬ 若紫06章13
- 岩隠れの苔の上に並 若紫06章14
- 頭中将懐なりける笛 若紫06章15
- 例の篳篥吹く随身笙 若紫06章16
- 僧都琴をみづから持 若紫06章17
- 飽かず口惜しと言ふ 若紫06章18
- 僧都もあはれ何の契 若紫06章19
- この若君幼な心地に 若紫06章20
- さらばかの人の御子 若紫06章21
- 雛遊びにも絵描いた 若紫06章22
- 君はまづ内裏に参り 若紫07章01
- いといたう衰へにけ 若紫07章02
- 大殿参りあひたまひ 若紫07章03
- 我が御車に乗せたて 若紫07章04
- 殿にもおはしますら 若紫07章05
- 女君例のはひ隠れて 若紫07章06
- ただ絵に描きたるも 若紫07章07
- からうして問はぬは 若紫07章08
- まれまれはあさまし 若紫07章09
- 女君ふとも入りたま 若紫07章10
- この若草の生ひ出で 若紫07章11
- ゆかりいとむつまし 若紫07章12
- またの日御文たてま 若紫08章01
- 尼上にはもて離れた 若紫08章02
- 中に小さく引き結び 若紫08章03
- 御手などはさるもの 若紫08章04
- ゆくての御ことはな 若紫08章05
- さても 嵐吹く尾の 若紫08章06
- 僧都の御返りも同じ 若紫08章07
- 少納言の乳母と言ふ 若紫08章08
- さもかからぬ隈なき 若紫08章09
- わざとかう御文ある 若紫08章10
- 少納言に消息して会 若紫08章11
- 言葉多かる人にてつ 若紫08章12
- 御文にもいとねむご 若紫08章13
- 御返し 汲み初めて 若紫08章14
- 惟光も同じことを聞 若紫08章15
- 藤壺の宮悩みたまふ 若紫09章01
- 上のおぼつかながり 若紫09章02
- いかがたばかりけむ 若紫09章03
- 宮もあさましかりし 若紫09章04
- 何ごとをかは聞こえ 若紫09章05
- 見てもまた逢ふ夜 若紫09章06
- 世語りに人や伝へ 若紫09章07
- 命婦の君ぞ御直衣な 若紫09章08
- 殿におはして泣き寝 若紫09章09
- 宮もなほいと心憂き 若紫09章10
- 暑きほどはいとど起 若紫09章11
- 人は思ひ寄らぬこと 若紫09章12
- 我が御心一つにはし 若紫09章13
- 御湯殿などにも親し 若紫09章14
- 内裏には御物の怪の 若紫09章15
- いとどあはれに限り 若紫09章16
- 中将の君もおどろお 若紫09章17
- その中に違ひ目あり 若紫09章18
- 七月になりてぞ参り 若紫09章19
- 例の明け暮れこなた 若紫09章20
- いみじうつつみたま 若紫09章21
- かの山寺の人はよろ 若紫10章01
- 同じさまにのみある 若紫10章02
- 秋の末つ方いともの 若紫10章03
- おはする所は六条京 若紫10章04
- 例の御供に離れぬ惟 若紫10章05
- あはれのことやとぶ 若紫10章06
- わざとかう立ち寄り 若紫10章07
- いとむつかしげには 若紫10章08
- 常に思ひたまへ立ち 若紫10章09
- 乱り心地はいつとも 若紫10章10
- いと近ければ心細げ 若紫10章11
- あはれに聞きたまひ 若紫10章12
- いでやよろづ思し知 若紫10章13
- いさ見しかば心地の 若紫10章14
- いとをかしと聞いた 若紫10章15
- またの日もいとまめ 若紫10章16
- 少納言ぞ聞こえたる 若紫10章17
- 秋の夕べはまして心 若紫10章18
- 手に摘みていつし 若紫10章19
- 十月に朱雀院の行幸 若紫11章01
- 舞人などやむごとな 若紫11章02
- 山里人にも久しく訪 若紫11章03
- 立ちぬる月の二十日 若紫11章04
- 少納言ゆゑなからず 若紫11章05
- 忌みなど過ぎて京の 若紫11章06
- いとすごげに荒れた 若紫11章07
- 例の所に入れたてま 若紫11章08
- 宮に渡したてまつら 若紫11章09
- 何かかう繰り返し聞 若紫11章10
- げにこそいとかしこ 若紫11章11
- なぞ越えざらむとう 若紫11章12
- 君は上を恋ひきこえ 若紫11章13
- 宮にはあらねどまた 若紫11章14
- 手をとらへたまへれ 若紫11章15
- 乳母いであなうたて 若紫11章16
- 霰降り荒れてすごき 若紫12章01
- いかでかう人少なに 若紫12章02
- 乳母はうしろめたな 若紫12章03
- 若君はいと恐ろしう 若紫12章04
- 夜一夜風吹き荒るる 若紫12章05
- 乳母はうしろめたさ 若紫12章06
- 風すこし吹きやみた 若紫12章07
- いとあはれに見たて 若紫12章08
- 宮も御迎へになど聞 若紫12章09
- いみじう霧りわたれ 若紫12章10
- いと忍びて通ひたま 若紫12章11
- かひなくて御供に声 若紫12章12
- よしある下仕ひを出 若紫12章13
- また人も出で来ねば 若紫12章14
- をかしかりつる人の 若紫12章15
- 日高う大殿籠もり起 若紫12章16
- かしこには今日しも 若紫13章01
- 年ごろよりもこよな 若紫13章02
- 近う呼び寄せたてま 若紫13章03
- 年ごろもあつしくさ 若紫13章04
- 何かは心細くともし 若紫13章05
- 夜昼恋ひきこえたま 若紫13章06
- 何かさしも思す今は 若紫13章07
- なごりも慰めがたう 若紫13章08
- 君の御もとよりは惟 若紫13章09
- あぢきなうもあるか 若紫13章10
- 少納言は惟光にあは 若紫13章11
- 参りてありさまなど 若紫13章12
- 御文はたびたびたて 若紫13章13
- 宮より明日にはかに 若紫13章14
- 君は大殿におはしけ 若紫14章01
- 参りたれば召し寄せ 若紫14章02
- 君いかにせまし聞こ 若紫14章03
- 女君例のしぶしぶに 若紫14章04
- かしこにいとせちに 若紫14章05
- わが御方にて御直衣 若紫14章06
- 門うちたたかせたま 若紫14章07
- ここにおはしますと 若紫14章08
- 宮へ渡らせたまふべ 若紫14章09
- 君入りたまへばいと 若紫14章10
- まだおどろいたまは 若紫14章11
- 君は何心もなく寝た 若紫14章12
- 御髪かき繕ひなどし 若紫14章13
- ここには常にもえ参 若紫14章14
- 心あわたたしくて今 若紫14章15
- 若君もあやしと思し 若紫14章16
- 少納言とどめきこえ 若紫14章17
- 二条院は近ければま 若紫15章01
- 少納言なほいと夢の 若紫15章02
- にはかにあさましう 若紫15章03
- こなたは住みたまは 若紫15章04
- 御几帳の帷子引き下 若紫15章05
- 若君はいとむくつけ 若紫15章06
- 今はさは大殿籠もる 若紫15章07
- 乳母はうちも臥され 若紫15章08
- 明けゆくままに見わ 若紫15章09
- け疎き客人などの参 若紫15章10
- かく人迎へたまへり 若紫15章11
- 御手水御粥などこな 若紫15章12
- 日高う寝起きたまひ 若紫15章13
- 君は御衣にまとはれ 若紫15章14
- 御容貌はさし離れて 若紫15章15
- やうやう起きゐて見 若紫15章16
- 東の対に渡りたまへ 若紫15章17
- 御屏風どもなどいと 若紫15章18
- 君は二三日内裏へも 若紫16章01
- 武蔵野と言へばかこ 若紫16章02
- すこし小さくて ね 若紫16章03
- いで君も書いたまへ 若紫16章04
- 書きそこなひつと恥 若紫16章05
- 故尼君のにぞ似たり 若紫16章06
- 雛などわざと屋ども 若紫16章07
- かのとまりにし人び 若紫16章08
- ただ行方も知らず少 若紫16章09
- もし聞き出でたてま 若紫16章10
- 北の方も母君を憎し 若紫16章11
- やうやう人参り集り 若紫16章12
- 君は男君のおはせず 若紫16章13
- ものよりおはすれば 若紫16章14
- さかしら心あり何く 若紫16章15
- 06 末摘花11章
- 思へどもなほ飽かざ 末摘花01章01
- いかでことことしき 末摘花01章02
- つれなう心強きはた 末摘花01章03
- かの空蝉をものの折 末摘花01章04
- 左衛門の乳母とて大 末摘花02章01
- 母は筑前守の妻にて 末摘花02章02
- 故常陸親王の末にま 末摘花02章03
- 心ばへ容貌など深き 末摘花02章04
- 三つの友にて今一種 末摘花02章05
- さやうに聞こし召す 末摘花02章06
- 父の大輔の君は他に 末摘花02章07
- のたまひしもしるく 末摘花02章08
- いとかたはらいたき 末摘花02章09
- よき折かなと思ひて 末摘花02章10
- ほのかに掻き鳴らし 末摘花02章11
- 命婦かどある者にて 末摘花02章12
- 同じくはけ近きほど 末摘花02章13
- また契りたまへる方 末摘花02章14
- 主上のまめにおはし 末摘花02章15
- たち返りうち笑ひて 末摘花02章16
- 寝殿の方に人のけは 末摘花02章17
- 誰れならむ心かけた 末摘花02章18
- この夕つ方内裏より 末摘花02章19
- あやしき馬に狩衣姿 末摘花02章20
- 君は誰ともえ見分き 末摘花02章21
- 人の思ひよらぬこと 末摘花02章22
- まことはかやうの御 末摘花02章23
- かうのみ見つけらる 末摘花02章24
- おのおの契れる方に 末摘花03章01
- 前駆なども追はせた 末摘花03章02
- つれなう今来るやう 末摘花03章03
- 中務の君わざと琵琶 末摘花03章04
- 君たちはありつる琴 末摘花03章05
- この君のかう気色ば 末摘花03章06
- その後こなたかなた 末摘花03章07
- いづれも返り事見え 末摘花03章08
- 例の隔てきこえたま 末摘花03章09
- 君は深うしも思はぬ 末摘花03章10
- おぼつかなくもて離 末摘花03章11
- いでやさやうにをか 末摘花03章12
- らうらうじうかどめ 末摘花03章13
- 瘧病みにわづらひた 末摘花03章14
- 秋のころほひ静かに 末摘花04章01
- いかなるやうぞいと 末摘花04章02
- それこそは世づかぬ 末摘花04章03
- なほ世にある人のあ 末摘花04章04
- 父親王おはしける折 末摘花04章05
- 命婦はさらばさりぬ 末摘花04章06
- 八月二十余日宵過ぐ 末摘花05章01
- いとよき折かなと思 末摘花05章02
- 月やうやう出でて荒 末摘花05章03
- 人目しなき所なれば 末摘花05章04
- 今しもおどろき顔に 末摘花05章05
- うち笑ひていと若々 末摘花05章06
- さすがに人の言ふこ 末摘花05章07
- 簀子などは便なうは 末摘花05章08
- いとつつましげに思 末摘花05章09
- 若き人二三人あるは 末摘花05章10
- 男はいと尽きせぬ御 末摘花05章11
- わが常に責められた 末摘花05章12
- 君は人の御ほどを思 末摘花05章13
- 年ごろ思ひわたるさ 末摘花05章14
- いくそたび君がし 末摘花05章15
- 女君の御乳母子侍従 末摘花05章16
- ほどよりはあまえて 末摘花05章17
- いとかかるもさまか 末摘花05章18
- 命婦あなうたてたゆ 末摘花05章19
- この若人どもはた世 末摘花05章20
- 正身はただ我にもあ 末摘花05章21
- 何ごとにつけてかは 末摘花05章22
- 命婦はいかならむと 末摘花05章23
- 二条院におはしてう 末摘花06章01
- 思ひ乱れておはする 末摘花06章02
- しかまかではべるま 末摘花06章03
- 事ども多く定めらる 末摘花06章04
- かしこには文をだに 末摘花06章05
- 雨降り出でてところ 末摘花06章06
- 正身は御心のうちに 末摘花06章07
- 夕霧の晴るるけし 末摘花06章08
- おはしますまじき御 末摘花06章09
- 夜更けぬとて侍従ぞ 末摘花06章10
- 口々に責められて紫 末摘花06章11
- 見るかひなううち置 末摘花06章12
- いかに思ふらむと思 末摘花06章13
- 大臣夜に入りてまか 末摘花06章14
- ものの音ども常より 末摘花06章15
- 御いとまなきやうに 末摘花06章16
- なほ頼み来しかひな 末摘花06章17
- 行幸近くなりて試楽 末摘花06章18
- いかにぞなど問ひた 末摘花06章19
- ありさま聞こえてい 末摘花06章20
- 心にくくもてなして 末摘花06章21
- 正身のものは言はで 末摘花06章22
- 我もうち笑まるる心 末摘花06章23
- この御いそぎのほど 末摘花06章24
- かの紫のゆかり尋ね 末摘花07章01
- されどみづからは見 末摘花07章02
- 御達四五人ゐたり御 末摘花07章03
- 隅の間ばかりにぞい 末摘花07章04
- あはれさも寒き年か 末摘花07章05
- さまざまに人悪ろき 末摘花07章06
- そそやなど言ひて火 末摘花07章07
- 侍従は斎院に参り通 末摘花07章08
- いとど愁ふなりつる 末摘花07章09
- かのものに襲はれし 末摘花07章10
- をかしうもあはれに 末摘花07章11
- からうして明けぬる 末摘花08章01
- 踏みあけたる跡もな 末摘花08章02
- まだほの暗けれど雪 末摘花08章03
- 見ぬやうにて外の方 末摘花08章04
- まづ居丈の高くを背 末摘花08章05
- うちつぎてあなかた 末摘花08章06
- 色は雪恥づかしく白 末摘花08章07
- 痩せたまへることい 末摘花08章08
- 何に残りなう見あら 末摘花08章09
- 頭つき髪のかかりは 末摘花08章10
- 着たまへるものども 末摘花08章11
- 古代のゆゑづきたる 末摘花08章12
- 何ごとも言はれたま 末摘花08章13
- いとほしくあはれに 末摘花08章14
- 頼もしき人なき御あ 末摘花08章15
- 御車寄せたる中門の 末摘花08章16
- 橘の木の埋もれたる 末摘花08章17
- 御車出づべき門はま 末摘花08章18
- 降りにける頭の雪 末摘花08章19
- 頭中将にこれを見せ 末摘花08章20
- 世の常なるほどの異 末摘花08章21
- 黒貂の皮ならぬ絹綾 末摘花08章22
- かやうのまめやかご 末摘花08章23
- かの空蝉のうちとけ 末摘花08章24
- 年も暮れぬ内裏の宿 末摘花09章01
- 御梳櫛などには懸想 末摘花09章02
- あやしきことのはべ 末摘花09章03
- かの宮よりはべる御 末摘花09章04
- 陸奥紙の厚肥えたる 末摘花09章05
- これをいかでかはか 末摘花09章06
- 引き籠められなむは 末摘花09章07
- 心を尽くして詠み出 末摘花09章08
- 今様色のえゆるすま 末摘花09章09
- なつかしき色とも 末摘花09章10
- 花のとがめをなほあ 末摘花09章11
- 紅のひと花衣うす 末摘花09章12
- 人のほどの心苦しき 末摘花09章13
- 何に御覧ぜさせつら 末摘花09章14
- またの日上にさぶら 末摘花09章15
- ただ梅の花の色のご 末摘花09章16
- あらず寒き霜朝に掻 末摘花09章17
- 御返りたてまつりた 末摘花09章18
- 逢はぬ夜をへだつ 末摘花09章19
- 晦日の日夕つ方かの 末摘花09章20
- ありし色あひを悪ろ 末摘花09章21
- 御歌もこれよりのは 末摘花09章22
- 姫君もおぼろけなら 末摘花09章23