かれかの夕顔の宿り 夕顔14章07

2021-04-25

原文 読み 意味

かれ かの夕顔の宿りには いづ方にと思ひ惑へど そのままにえ尋ねきこえず 右近だに訪れねば あやしと思ひ嘆きあへり

04173/難易度:☆☆☆

かれ かの/ゆふがほ/の/やどり/に/は いづかた/に/と/おもひ/まどへ/ど その/まま/に/え/たづね/きこエ/ず うこん/だに/おとづれ/ね/ば あやし/と/おもひ/なげきあへ/り

例の五条にある夕顔の宿では、主人はどこに行かれたものかと案じながらも、それきり在りかを尋ね申し上げることができないでいる。右近までもが戻って来ないので、気が気でなく嘆きあった。

かれ かの夕顔の宿りには いづ方にと思ひ惑へど そのままにえ尋ねきこえず 右近だに訪れねば あやしと思ひ嘆きあへり

大構造と係り受け

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