男の朝廷に仕うまつ 049

2020-09-20☆☆☆:特別な問題点はない02 帚木

帚木 原文 かな書き 現代語訳 第4章03

男の朝廷に仕うまつり はかばかしき世のかためとなるべきも まことの器ものとなるべきを取り出ださむには かたかるべしかし

をのこ/の/おほやけ/に/つかうまつり はかばかしき/よ/の/かため/と/なる/べき/も まこと/の/うつはもの/と/なる/べき/を/とりいださ/む/に/は かたかる/べし/かし

(頭中将)男が朝廷に伺候し、頼もしい国の支えとなる場合でも、真の器になれる人を選び出すのは難しいものでしょうね。

帚木 注釈 第4章03

世のかため 02-049

重鎮。結婚生活でも男社会でも、真に信頼できる人はなかなかいないとの論法。

語りの対象&構造型

対象:殿上人真の人物発言者(頭中将)の判断

男の朝廷に仕うまつり・はかばかしき世のかためとなるべきも》A・B
男が朝廷に伺候し、頼もしい国の支えとなる場合でも、


まことの器ものとなるべきを 取り出ださむ・ にはかたかるべしかし》C・D
真の器になれる人を選び出すのは難しいものでしょうね。

直列型:A<B<C<D:A<B<C<D

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

情報の階層&係り受け

構文:には…かたかるべしかし/四次

〈男〉 朝廷に仕うまつり はかばかしき世のかためとなるべき  〈[帝]〉まことの器ものとなるべき を取り出ださむ には かたかるべしかし

主〉述:一朱 二緑 三青 四橙 五紫 六水 [ ]: 補 /: 挿入 :分岐

係り受け&主語述語

「かたかるべしかし」:「えなむ思ひ定むまじかりける/02-048」に呼応。決めがたいという主張は頭中将のものである。