あまりむげにうちゆ 078

2021-01-2302 帚木01章~06章

あまりむげにうちゆるべ見放ちたるも心安くらうたきやうなれど 原文 読み 意味 帚木第5章17/源氏物語

あまりむげにうちゆるべ見放ちたるも 心安くらうたきやうなれど おのづから軽き方にぞおぼえはべるかし

あまり/むげ/に/うち-ゆるべ/みはなち/たる/も こころやすく/らうたき/やう/なれ/ど おのづから/かろき/かた/に/ぞ/おぼエ/はべる/かし

エ:や行の「え」

(左馬頭)あまり野放図に勝手次第ほったらかすのも、気やすくかわいげがあるように見えますが、おのずと軽く思えてしまいましょう。

大構造(ぞおぼえはべるかし/二次)& 係り受け

あまりむげに〈うちゆるべ見放ちたる〉も 心安くらうたきやうなれど おのづから軽き方に〈[左馬頭]〉ぞおぼえはべるかし

主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]: 補 /: 挿入 :分岐

頭中将のここまでの結論「いと口惜しくねぢけがましきおぼえだになくはただひとへにものまめやかに静かなる心のおもむきならむよるべをぞつひの頼み所には思ひおくべかりける/02-063」に対する批判にもなっている。

帚木 注釈 第5章17

らうたきやう 02-078

かわいらしい。

軽き方 02-078

浮気をしても大丈夫と軽視される。

附録:耳からの情報処理(語りの対象 & 構造型)

語りの対象:左馬頭の感想

あまりむげにうちゆるべ見放ちたるも・心安くらうたきやうなれど》A・B
あまり野放図に勝手次第ほったらかすのも、気やすくかわいげがあるように見えますが、


おのづから軽き方にぞおぼえはべるかし》C・D
おのずと軽く思えてしまいましょう。

分岐型:A<(B<)C<D:A<C<D、B<C<D

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

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