あまりむげにうちゆ 078

2020-09-22☆☆☆:特別な問題点はない02 帚木

帚木 原文 かな書き 現代語訳 第5章17

あまりむげにうちゆるべ見放ちたるも 心安くらうたきやうなれど おのづから軽き方にぞおぼえはべるかし

あまり/むげ/に/うち-ゆるべ/みはなち/たる/も こころやすく/らうたき/やう/なれ/ど おのづから/かろき/かた/に/ぞ/おぼエ/はべる/かし

エ:や行の「え」

(左馬頭)あまり野放図に勝手次第ほったらかすのも、気やすくかわいげがあるように見えますが、おのずと軽く思えてしまいましょう。

帚木 注釈 第5章17

らうたきやう 02-078

かわいらしい。

軽き方 02-078

浮気をしても大丈夫と軽視される。

語りの対象&構造型

対象:左馬頭の感想

あまりむげにうちゆるべ見放ちたるも・心安くらうたきやうなれど》A・B
あまり野放図に勝手次第ほったらかすのも、気やすくかわいげがあるように見えますが、


おのづから軽き方にぞ おぼえはべるかし》C・D
おのずと軽く思えてしまいましょう。

分岐型:A<(B<)C<D:A<C<D、B<C<D

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

情報の階層&係り受け

構文:ぞおぼえはべるかし/二次

あまりむげに〈うちゆるべ見放ちたる〉も 心安くらうたきやうなれど おのづから軽き方に 〈[左馬頭]〉ぞおぼえはべるかし

主〉述:一朱 二緑 三青 四橙 五紫 六水 [ ]: 補 /: 挿入 :分岐

頭中将のここまでの結論「いと口惜しくねぢけがましきおぼえだになくはただひとへにものまめやかに静かなる心のおもむきならむよるべをぞつひの頼み所には思ひおくべかりける/02-063」に対する批判にもなっている。