狭き家の内の主人と 051

2020-09-21☆☆☆:特別な問題点はない02 帚木

帚木 原文 かな書き 現代語訳 第4章05

狭き家の内の主人とすべき人一人を思ひめぐらすに 足らはで悪しかるべき大事どもなむかたがた多かる

せばき/いへ/の/うち/の/あるじ/と/す/べき/ひと/ひとり/を/おもひ-めぐらす/に たらは/で/あしかる/べき/だいじ-ども/なむ/かたがた/おほかる

(左馬頭)狭い家の内の中心となるべき人ひとりについて思い巡らすに、なくては困る大事な点があれこれ多いものです。

帚木 注釈 第4章05

家の内の主人 02-051

正妻、第一夫人。正妻がしっかりしていなければ、第二夫人以下女房たちなど好き勝手な行動に出て家が安定しない。政治の世界に比喩をとってきた理由である。

語りの対象&構造型

対象:妻候補発言者(左馬頭)

狭き家の内の主人とすべき人一人を・ 思ひめぐらすに》A・B
狭い家の内の中心となるべき人ひとりについて思い巡らすに、


足らはで悪しかるべき・大事どもなむ・かたがた多かる》C・D・E
なくては困る大事な点があれこれ多いものです。

分岐型:A<B<(C<)D<E:A<B<D<E、C<D

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

情報の階層&係り受け

構文:に…なむかたがた多かる/四次

〈[発言者]〉狭き家の内の〈主人〉とすべき人一人を思ひめぐらす  足らはで悪しかるべき 〈大事ども〉なむかたがた多かる

主〉述:一朱 二緑 三青 四橙 五紫 六水 [ ]: 補 /: 挿入 :分岐