取るかたなく口惜し 帚木02章17

2021-03-28

原文 読み 意味

取るかたなく口惜しき際と 優なりとおぼゆばかりすぐれたるとは 数等しくこそはべらめ

02025/難易度:☆☆☆

とる/かた/なく/くちをしき/きは/と いう/なり/と/おぼゆ/ばかり/すぐれ/たる/と/は かず/ひとしく/こそ/はべら/め

(頭中将)取り柄がなくくだらない女と、申し分なしと思われるほどすぐれた女性とは、希少な点では同じでしょうが、

文構造&係り受け

主語述語と大構造

  • と…とは数等しくこそはべらめ 三次元構造

取るかたなく口惜しき際〉と 優なりとおぼゆばかりすぐれたる〉とは 数等しくこそはべらめ

助詞と係り受け

取るかたなく口惜しき際と 優なりとおぼゆばかりすぐれたるとは 数等しくこそはべらめ

「優なりとおぼゆばかりすぐれたる」で読者は藤壺を思い浮かべることになる。

「数等しくこそはべらめ」:「こそ…已然形(特に推量の助動詞)」は逆接で後ろにつづく。後ろに主情報がくる。

古語探訪

口惜し 02025

残念な、つまらない。

優なり 02025

最上。

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