取るかたなく口惜し 025

2020-09-17☆☆☆:特別な問題点はない02 帚木

帚木 原文 かな書き 現代語訳 第2章17

取るかたなく口惜しき際と 優なりとおぼゆばかりすぐれたるとは 数等しくこそはべらめ

とる/かた/なく/くちをしき/きは/と いう/なり/と/おぼゆ/ばかり/すぐれ/たる/と/は かず/ひとしく/こそ/はべら/め

(頭中将)取り柄がなくくだらない女と、申し分なしと思われるほどすぐれた女性とは、希少な点では同じでしょうが、

帚木 注釈 第2章17

口惜し 02-025

残念な、つまらない。

優なり 02-025

最上。

語りの対象&構造型

対象:見所のない女上の品の女頭中将の推量

取るかたなく口惜しき際と・ 優なりとおぼゆばかりすぐれたるとは》A・B
取り柄がなくくだらない女と、申し分なしと思われるほどすぐれた女性とは、


数等しくこそはべらめ》C
希少な点では同じでしょうが、

分岐型:A+B<C:A+B<C

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

情報の階層&係り受け

構文:と…とは数等しくこそはべらめ/三次

取る かたなく口惜しき際 〉と  優なり とおぼゆばかりすぐれたる 〉とは 数等しくこそはべらめ

主〉述:一朱 二緑 三青 四橙 五紫 六水 [ ]: 補 /: 挿入 :分岐

「優なりとおぼゆばかりすぐれたる」で読者は藤壺を思い浮かべることになる。

係り受け&主語述語

「数等しくこそはべらめ」:「こそ…已然形(特に推量の助動詞)」は逆接で後ろにつづく。後ろに主情報がくる。