06末摘花10

2021-04-30

目次

06末摘花 原文 読みかな 対訳 176/205

イ:や行の「い」/エ:や行の「え」

《花のとがめを なほあるやうあらむと 思ひ合はする折々の 月影などを いとほしきものから をかしう思ひなりぬ》176
はな/の/とがめ/を なほ/ある/やう/あら/む/と おもひ/あはする/をりをり/の つきかげ/など/を いとほしき/ものから をかしう/おもひ/なり/ぬ


《紅のひと花衣うすくともひたすら朽す名をし立てずは 心苦しの世やと いといたう馴れてひとりごつを よきにはあらねど かうやうのかいなでにだにあらましかば と 返す返す口惜し 人のほどの心苦しきに 名の朽ちなむはさすがなり 人びと参れば 取り隠さむや かかるわざは人のするものにやあらむと うちうめきたまふ》177
くれなゐ/の/ひと/はなごろも/うすく/とも ひたすら/くたす/な/を/し/たて/ず/は こころぐるし/の/よ/や と いと/いたう/なれ/て/ひとりごつ/を よき/に/は/あら/ね/ど かうやう/の/かいなで/に/だに/あら/ましか/ば/と かへす/がへす/くちをし ひと/の/ほど/の/こころぐるしき/に な/の/くち/な/む/は/さすが/なり ひとびと/まゐれ/ば とり-かくさ/む/や かかる/わざ/は/ひと/の/する/もの/に/や/あら/む と うち-うめき/たまふ


《何に御覧ぜさせつらむ 我さへ心なきやうに と いと恥づかしくて やをら下りぬ》178
なに/に/ごらんぜ/させ/つ/らむ われ/さへ/こころなき/やう/に/と いと/はづかしく/て やをら/おり/ぬ


《またの日 上にさぶらへば 台盤所にさしのぞきたまひて くはや 昨日の返り事 あやしく心ばみ過ぐさるるとて 投げたまへり 女房たち 何ごとならむと ゆかしがる》179
またのひ うへ/に/さぶらへ/ば だいばんどころ/に/さし-のぞき/たまひ/て くはや きのふ/の/かへりごと あやしく/こころばみ/すぐさ/るる とて なげ/たまへ/り にようばう-たち なにごと/なら/む/と ゆかしがる


《ただ梅の花の色のごと 三笠の山のをとめをば捨ててと 歌ひすさびて出でたまひぬるを 命婦は いとをかし と思ふ》180
ただ/むめ/の/はな/の/いろ/の/ごと みかさのやま/の/をとめ/を/ば/すて/て と うたひ/すさび/て/いで/たまひ/ぬる/を みやうぶ/は/いと/をかし/と/おもふ


《心知らぬ人びとは なぞ 御ひとりゑみは と とがめあへり》181
こころしら/ぬ/ひとびと/は なぞ おほむ-ひとりゑみ/は/と とがめ/あへ/り


《あらず 寒き霜朝に 掻練好める花の色あひや見えつらむ 御つづしり歌のいとほしき と言へば あながちなる御ことかな このなかには にほへる鼻もなかめり 左近の命婦 肥後の采女や混じらひつらむなど 心も得ず言ひしろふ》182
あら/ず さむき/しもあさ/に かいねり/このめ/る/はな/の/いろあひ/や/みエ/つ/らむ おほむ-つづしり/うた/の/いとほしき と/いへ/ば あながち/なる/おほむ-こと/かな この/なか/に/は にほへ/る/はな/も/なか/めり さこんのみやうぶ ひごのうねべ/や/まじらひ/つ/らむ など こころ/も/え/ず/いひ/しろふ


《御返りたてまつりたれば 宮には 女房つどひて 見めでけり》183
おほむ-かへり/たてまつり/たれ/ば みや/に/は にようばう/つどひ/て み/めで/けり


《逢はぬ夜をへだつるなかの衣手に重ねていとど見もし見よとや 白き紙に 捨て書いたまへるしもぞ なかなかをかしげなる》184
あは/ぬ/よ/を/へだつる/なか/の/ころもで/に かさね/て/いとど/み/も/し/み/よ/と/や しろき/かみ/に すて/かい/たまへ/る/しも/ぞ なかなか/をかしげ/なる


《晦日の日 夕つ方 かの御衣筥に 御料 とて 人のたてまつれる御衣一領 葡萄染の織物の御衣 また山吹か何ぞ いろいろ見えて 命婦ぞたてまつりたる》185
つごもり/の/ひ ゆふつかた かの/おほむ-ころもばこ/に ごれう/とて ひと/の/たてまつれ/る/おほむ-ぞ/ひとくだり えびぞめ/の/おりもの/の/おほむ-ぞ また/やまぶき/か/なに/ぞ いろいろ/みエ/て みやうぶ/ぞ/たてまつり/たる


《ありし色あひを悪ろしとや見たまひけむ と思ひ知らるれど かれはた 紅の重々しかりしをや さりとも消えじ と ねび人どもは定むる》186
あり/し/いろあひ/を/わろし/と/や/み/たまひ/けむ と/おもひ/しら/るれ/ど かれ/はた くれなゐ/の/おもおもしかり/し/を/や さりとも/きエ/じ/と ねびびと-ども/は/さだむる


《御歌も これよりのは 道理聞こえて したたかにこそあれ 御返りは ただをかしき方にこそなど 口々に言ふ》187
おほむ-うた/も これ/より/の/は ことわり/きこエ/て したたか/に/こそ/あれ おほむ-かへり/は ただ/をかしき/かた/に/こそ など くちぐち/に/いふ


《姫君も おぼろけならでし出でたまひつるわざなれば ものに書きつけて置きたまへりけり》188
ひめぎみ/も おぼろけ/なら/で/し/いで/たまひ/つる/わざ/なれ/ば もの/に/かきつけ/て/おき/たまへ/り/けり


《朔日のほど過ぎて 今年 男踏歌あるべければ 例の 所々遊びののしりたまふに もの騒がしけれど 寂しき所のあはれに思しやらるれば 七日の日の節会果てて 夜に入りて 御前よりまかでたまひけるを 御宿直所にやがてとまりたまひぬるやうにて 夜更かしておはしたり》189
ついたち/の/ほど/すぎ/て ことし をとこだふか/ある/べけれ/ば れい/の ところどころ/あそび/ののしり/たまふ/に もの-さわがしけれ/ど さびしき/ところ/の/あはれ/に/おぼし/やら/るれ/ば なぬか/の/ひ/の/せちゑ/はて/て よる/に/いり/て ごぜん/より/まかで/たまひ/ける/を おほむ-とのゐどころ/に/やがて/とまり/たまひ/ぬる/やう/にて よ/ふかし/て おはし/たり


《例のありさまよりは けはひうちそよめき 世づいたり》190
れい/の/ありさま/より/は けはひ/うち-そよめき よづい/たり


《君も すこしたをやぎたまへるけしきもてつけたまへり》191
きみ/も すこし/たをやぎ/たまへ/る/けしき/もて-つけ/たまへ/り


《いかにぞ 改めてひき変へたらむ時 とぞ 思しつづけらるる》192
いかに/ぞ あらため/て/ひき-かへ/たら/む/とき と/ぞ おぼし/つづけ/らるる


《日さし出づるほどに やすらひなして 出でたまふ》193
ひ/さし-いづる/ほど/に やすらひ/なし/て いで/たまふ


《東の妻戸 おし開けたれば 向ひたる廊の 上もなくあばれたれば 日の脚 ほどなくさし入りて 雪すこし降りたる光に いとけざやかに見入れらる》194
ひむがし/の/つまど おし-あけ/たれ/ば むかひ/たる/らう/の うへ/も/なく/あばれ/たれ/ば ひ/の/あし ほど/なく/さし-いり/て ゆき/すこし/ふり/たる/ひかり/に いと/けざやか/に/みいれ/らる


《御直衣などたてまつるを見出だして すこしさし出でて かたはら臥したまへる頭つき こぼれ出でたるほど いとめでたし》195
おほむ-なほし/など/たてまつる/を/み/いだし/て すこし/さし-いで/て かたはら/ふし/たまへ/る/かしらつき こぼれ/いで/たる/ほど いと/めでたし


《生ひなほりを見出でたらむ時 と思されて 格子引き上げたまへり》196
おひ-なほり/を/み/いで/たら/む/とき と/おぼさ/れ/て かうし/ひきあげ/たまへ/り


《いとほしかりしもの懲りに 上げも果てたまはで 脇息をおし寄せて うちかけて 御鬢ぐきのしどけなきをつくろひたまふ》197
いとほしかり/し/ものごり/に あげ/も/はて/たまは/で けふそく/を/おし-よせ/て うち-かけ/て おほむ-びんぐき/の/しどけなき/を/つくろひ/たまふ


《わりなう古めきたる鏡台の 唐櫛笥 掻上の筥など 取り出でたり》198
わりなう/ふるめき/たる/きやうだい/の からくしげ かかげ/の/はこ/など とり/いで/たり


《さすがに 男の御具さへほのぼのあるを されてをかしと見たまふ》199
さすがに をとこ/の/おほむ-ぐ/さへ/ほのぼの/ある/を され/て/をかし/と/み/たまふ


《女の御装束 今日は世づきたり と見ゆるは ありし筥の心葉を さながらなりけり》200
をむな/の/おほむ-さうぞく けふ/は/よづき/たり と/みゆる/は ありし/はこ/の/こころば/を さながら/なり/けり


《さも思しよらず 興ある紋つきてしるき表着ばかりぞ あやしと思しける》201
さも/おぼし/よら/ず きよう/ある/もん/つき/て/しるき/うはぎ/ばかり/ぞ あやし/と/おぼし/ける


《今年だに 声すこし聞かせたまへかし 侍たるるものはさし置かれて 御けしきの改まらむなむゆかしき とのたまへば さへづる春はと からうしてわななかし出でたり》202
ことし/だに こゑ/すこし/きか/せ/たまへ/かし また/るる/もの/は/さし-おか/れ/て みけしき/の/あらたまら/む/なむ/ゆかしき と/のたまへ/ば さへづる/はる/は と からうして/わななかし/いで/たり


《さりや 年経ぬるしるしよと うち笑ひたまひて 夢かとぞ見ると うち誦じて出でたまふを 見送りて添ひ臥したまへり》203
さりや とし/へ/ぬる/しるし/よ/と うち-わらひ/たまひ/て ゆめ/か/と/ぞ/みる と うち-ずじ/て/いで/たまふ/を みおくり/て/そひ/ふし/たまへ/り


《口おほひの側目より なほ かの末摘花 いとにほひやかにさし出でたり》204
くち/おほひ/の/そばめ/より なほ かの/すゑつむはな いと/にほひやか/に/さし-いで/たり


《見苦しのわざやと思さる》205
みぐるし/の/わざ/や/と/おぼさ/る

末摘花 注釈 06176/06205

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

ながらふ 061

生きつづける。

涙をさへ 061

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

手さぐりの細く小さきほど髪のいと長からざりしけはひ 061

暗闇の中で、空蝉と契りを結んだときに手の感触に残っている空蝉の記憶。このあたりはホモセクシャルを匂わせる。

末摘花 原文 06176/06205

花のとがめを なほあるやうあらむと 思ひ合はする折々の 月影などを いとほしきものから をかしう思ひなりぬ
 紅のひと花衣うすくともひたすら朽す名をし立てずは
心苦しの世やと いといたう馴れてひとりごつを よきにはあらねど かうやうのかいなでにだにあらましかば と 返す返す口惜し 人のほどの心苦しきに 名の朽ちなむはさすがなり 人びと参れば 取り隠さむや かかるわざは人のするものにやあらむと うちうめきたまふ 何に御覧ぜさせつらむ 我さへ心なきやうに と いと恥づかしくて やをら下りぬ またの日 上にさぶらへば 台盤所にさしのぞきたまひて くはや 昨日の返り事 あやしく心ばみ過ぐさるるとて 投げたまへり 女房たち 何ごとならむと ゆかしがる ただ梅の花の色のごと 三笠の山のをとめをば捨ててと 歌ひすさびて出でたまひぬるを 命婦は いとをかし と思ふ 心知らぬ人びとは なぞ 御ひとりゑみは と とがめあへり あらず 寒き霜朝に 掻練好める花の色あひや見えつらむ 御つづしり歌のいとほしき と言へば あながちなる御ことかな このなかには にほへる鼻もなかめり 左近の命婦 肥後の采女や混じらひつらむなど 心も得ず言ひしろふ 御返りたてまつりたれば 宮には 女房つどひて 見めでけり
 逢はぬ夜をへだつるなかの衣手に重ねていとど見もし見よとや
白き紙に 捨て書いたまへるしもぞ なかなかをかしげなる
 晦日の日 夕つ方 かの御衣筥に 御料 とて 人のたてまつれる御衣一領 葡萄染の織物の御衣 また山吹か何ぞ いろいろ見えて 命婦ぞたてまつりたる ありし色あひを悪ろしとや見たまひけむ と思ひ知らるれど かれはた 紅の重々しかりしをや さりとも消えじ と ねび人どもは定むる 御歌も これよりのは 道理聞こえて したたかにこそあれ 御返りは ただをかしき方にこそなど 口々に言ふ 姫君も おぼろけならでし出でたまひつるわざなれば ものに書きつけて置きたまへりけり
 朔日のほど過ぎて 今年 男踏歌あるべければ 例の 所々遊びののしりたまふに もの騒がしけれど 寂しき所のあはれに思しやらるれば 七日の日の節会果てて 夜に入りて 御前よりまかでたまひけるを 御宿直所にやがてとまりたまひぬるやうにて 夜更かしておはしたり 例のありさまよりは けはひうちそよめき 世づいたり 君も すこしたをやぎたまへるけしきもてつけたまへり いかにぞ 改めてひき変へたらむ時 とぞ 思しつづけらるる 日さし出づるほどに やすらひなして 出でたまふ 東の妻戸 おし開けたれば 向ひたる廊の 上もなくあばれたれば 日の脚 ほどなくさし入りて 雪すこし降りたる光に いとけざやかに見入れらる 御直衣などたてまつるを見出だして すこしさし出でて かたはら臥したまへる頭つき こぼれ出でたるほど いとめでたし 生ひなほりを見出でたらむ時 と思されて 格子引き上げたまへり いとほしかりしもの懲りに 上げも果てたまはで 脇息をおし寄せて うちかけて 御鬢ぐきのしどけなきをつくろひたまふ わりなう古めきたる鏡台の 唐櫛笥 掻上の筥など 取り出でたり さすがに 男の御具さへほのぼのあるを されてをかしと見たまふ 女の御装束 今日は世づきたり と見ゆるは ありし筥の心葉を さながらなりけり さも思しよらず 興ある紋つきてしるき表着ばかりぞ あやしと思しける 今年だに 声すこし聞かせたまへかし 侍たるるものはさし置かれて 御けしきの改まらむなむゆかしき とのたまへば さへづる春はと からうしてわななかし出でたり さりや 年経ぬるしるしよと うち笑ひたまひて 夢かとぞ見ると うち誦じて出でたまふを 見送りて添ひ臥したまへり 口おほひの側目より なほ かの末摘花 いとにほひやかにさし出でたり 見苦しのわざやと思さる

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