06末摘花11

2021-04-30

目次

06末摘花 原文 読みかな 対訳 206/220

イ:や行の「い」/エ:や行の「え」

《二条院におはしたれば 紫の君 いともうつくしき片生ひにて 紅はかうなつかしきもありけり と見ゆるに 無紋の桜の細長 なよらかに着なして 何心もなくてものしたまふさま いみじうらうたし》206
にでうのゐん/に/おはし/たれ/ば むらさきのきみ いと/も/うつくしき/かたおひ/にて くれなゐ/は/かう/なつかしき/も/あり/けり と/みゆる/に むもん/の/さくら/の/ほそなが なよらか/に/き/なし/て なにごころ/も/なく/て/ものし/たまふ/さま いみじう/らうたし


《古代の祖母君の御なごりにて 歯黒めもまだしかりけるを ひきつくろはせたまへれば 眉のけざやかになりたるも うつくしうきよらなり》207
こたい/の/おばぎみ/の/おほむ-なごり/にて はぐろめ/も/まだしかり/ける/を ひき-つくろは/せ/たまへ/れ/ば まゆ/の/けざやか/に/なり/たる/も うつくしう/きよら/なり


《心から などか かう憂き世を見あつかふらむ かく心苦しきものをも見てゐたらで と 思しつつ 例の もろともに雛遊びしたまふ》208
こころから などか かう/うきよ/を/み/あつかふ/らむ かく/こころぐるしき/もの/を/も/み/て/ゐ/たら/で/と おぼし/つつ れい/の もろともに/ひひなあそび/し/たまふ


《絵など描きて 色どりたまふ》209
ゑ/など/かき/て いろどり/たまふ


《よろづにをかしうすさび散らしたまひけり》210
よろづ/に/をかしう/すさび/ちらし/たまひ/けり


《我も描き添へたまふ》211
われ/も/かき/そへ/たまふ


《髪いと長き女を描きたまひて 鼻に紅をつけて見たまふに 画に描きても見ま憂きさましたり》212
かみ/いと/ながき/をむな/を/かき/たまひ/て はな/に/べに/を/つけ/て/み/たまふ/に かた/に/かき/て/も/みまうき/さま/し/たり


《わが御影の鏡台にうつれるが いときよらなるを見たまひて 手づからこの赤鼻を描きつけ にほはして見たまふに かくよき顔だに さてまじれらむは見苦しかるべかりけり》213
わが/みかげ/の/きやうだい/に/うつれ/る/が いと/きよら/なる/を/み/たまひ/て てづから/この/あかはは/を/かき-つけ にほはし/て/み/たまふ/に かく/よき/かほ/だに さて/まじれ/ら/む/は/みぐるしかる/べかり/けり


《姫君 見て いみじく笑ひたまふ》214
ひめぎみ み/て いみじく/わらひ/たまふ


《まろが かくかたはになりなむ時 いかならむ とのたまへば うたてこそあらめとて さもや染みつかむと あやふく思ひたまへり》215
まろ/が かく/かたは/に/なり/な/む/とき いか/なら/む と/のたまへ/ば うたて/こそ/あら/め とて さもや/しみ/つか/む/と あやふく/おもひ/たまへ/り


《そら拭ごひをして さらにこそ 白まね 用なきすさびわざなりや 内裏にいかにのたまはむとすらむと いとまめやかにのたまふを いといとほしと思して 寄りて 拭ごひたまへば 平中がやうに色どり添へたまふな 赤からむはあへなむと 戯れたまふさま いとをかしき妹背と見えたまへり》216
そら-のごひ/を/し/て さらに/こそ しろま/ね ようなき/すさび/わざ/なり/や うち/に/いかに/のたまは/む/と/す/らむ と いと/まめやか/に/のたまふ/を いと/いとほし/と/おぼし/て より/て のごひ/たまへ/ば へいちゆう/が/やう/に/いろどり/そへ/たまふ/な あかから/む/は/あへ/な/む と たはぶれ/たまふ/さま いと/をかしき/いもせ/と/みエ/たまへ/り


《日のいとうららかなるに いつしかと霞みわたれる梢どもの 心もとなきなかにも 梅はけしきばみ ほほ笑みわたれる とりわきて見ゆ》217
ひ/の/いと/うららか/なる/に いつしか/と/かすみ/わたれ/る/こずゑ-ども/の こころもとなき/なか/に/も むめ/は/けしきばみ ほほゑみ/わたれ/る とりわき/て/みゆ


《階隠のもとの紅梅 いととく咲く花にて 色づきにけり》218
はしかくし/の/もと/の/こうばい いと/とく/さく/はな/にて いろづき/に/けり


《紅の花ぞあやなくうとまるる梅の立ち枝はなつかしけれど
いでやと あいなくうちうめかれたまふ》219
くれなゐ/の/はな/ぞ/あやなく/うとま/るる むめ/の/たちエ/は/なつかし/けれ/ど いで/や と あいなく/うち-うめか/れ/たまふ


《かかる人びとの末々 いかなりけむ》220
かかる/ひとびと/の/すゑずゑ いか/なり/けむ

末摘花 注釈 06206/06220

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

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涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

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涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

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涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

生きつづける。

涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

ながらふ 062

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涙をさへ 062

涙まで。何プラス涙までかを考えるのが大事である。この場合は、姉への取次ぎに失敗した申し訳なさ。

末摘花 原文 06206/06220

二条院におはしたれば 紫の君 いともうつくしき片生ひにて 紅はかうなつかしきもありけり と見ゆるに 無紋の桜の細長 なよらかに着なして 何心もなくてものしたまふさま いみじうらうたし 古代の祖母君の御なごりにて 歯黒めもまだしかりけるを ひきつくろはせたまへれば 眉のけざやかになりたるも うつくしうきよらなり 心から などか かう憂き世を見あつかふらむ かく心苦しきものをも見てゐたらで と 思しつつ 例の もろともに雛遊びしたまふ 絵など描きて 色どりたまふ よろづにをかしうすさび散らしたまひけり 我も描き添へたまふ 髪いと長き女を描きたまひて 鼻に紅をつけて見たまふに 画に描きても見ま憂きさましたり わが御影の鏡台にうつれるが いときよらなるを見たまひて 手づからこの赤鼻を描きつけ にほはして見たまふに かくよき顔だに さてまじれらむは見苦しかるべかりけり 姫君 見て いみじく笑ひたまふ まろが かくかたはになりなむ時 いかならむ とのたまへば うたてこそあらめとて さもや染みつかむと あやふく思ひたまへり そら拭ごひをして さらにこそ 白まね 用なきすさびわざなりや 内裏にいかにのたまはむとすらむと いとまめやかにのたまふを いといとほしと思して 寄りて 拭ごひたまへば 平中がやうに色どり添へたまふな 赤からむはあへなむと 戯れたまふさま いとをかしき妹背と見えたまへり 日のいとうららかなるに いつしかと霞みわたれる梢どもの 心もとなきなかにも 梅はけしきばみ ほほ笑みわたれる とりわきて見ゆ 階隠のもとの紅梅 いととく咲く花にて 色づきにけり
 紅の花ぞあやなくうとまるる梅の立ち枝はなつかしけれど
いでやと あいなくうちうめかれたまふ かかる人びとの末々 いかなりけむ

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