心深しやなどほめた 帚木05章07

2021-04-18

原文 読み 意味

心深しやなどほめたてられて あはれ進みぬればやがて尼になりぬかし

02068/難易度:☆☆☆

こころ/ふかし/やなど/ほめ-たて/られ/て あはれ/すすみ/ぬれ/ば/やがて/あま/に/なり/ぬ/かし

(左馬頭)仏道心が深いですねなどとほめたてられ、感情がつのればそのまま尼になったりもして。

文構造&係り受け

主語述語と大構造

  • ば…になりぬかし 二次元構造

〈[女]〉心深しやなどほめたてられて あはれ進みぬれ やがて尼になりぬかし

助詞と係り受け

心深しやなどほめたてられて あはれ進みぬればやがて尼になりぬかし

この文は「心一つに思ひあまる時は海づらなどにはひ隠れぬるをり/02065」から挿入を挟んでつづく。「海辺などに隠れているときに、関心な仏道心ですねなどとほめられると…」という続き具合。

「海づらなどにはひ隠れぬるをり」→「やがて尼になりぬかし」


「心深しやなどほめたてられて」→「あはれ進みぬれ(ば)」

古語探訪

心深し 02068

愛情が深いのであれば、夫の元へ戻る方向に作用するだろう。尼になる方向からすると仏道心の深さを言うのだろう。出家をすすめる者が、あちこちにいたと思われる。

あはれ 02068

気持ちのたかぶり。

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