心深しや などほめ 068

2020-09-22☆☆☆:特別な問題点はない02 帚木

帚木 原文 かな書き 現代語訳 第5章07

心深しやなどほめたてられて あはれ進みぬればやがて尼になりぬかし

こころ/ふかし/やなど/ほめ-たて/られ/て あはれ/すすみ/ぬれ/ば/やがて/あま/に/なり/ぬ/かし

(左馬頭)仏道心が深いですねなどとほめたてられ、感情がつのればそのまま尼になったりもして。

帚木 注釈 第5章07

心深し 02-068

愛情が深いのであれば、夫の元へ戻る方向に作用するだろう。尼になる方向からすると仏道心の深さを言うのだろう。出家をすすめる者が、あちこちにいたと思われる。

あはれ 02-068

気持ちのたかぶり。

語りの対象&構造型

対象:

心深しやなどほめたてられて》A
仏道心が深いですねなどとほめたてられ、


あはれ進みぬれば・やがて尼になりぬかし》B・C
感情がつのれば、そのまま尼になったりもして。

直列型:A<B<C:A<B<C

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

情報の階層&係り受け

構文:ば…になりぬかし/二次

〈[女]〉心深しやなどほめたてられて あはれ進みぬれ  やがて尼になりぬかし

主〉述:一朱 二緑 三青 四橙 五紫 六水 [ ]: 補 /: 挿入 :分岐

この文は「心一つに思ひあまる時は、海づらなどにはひ隠れぬるをり/02-065」から挿入を挟んでつづく。「海辺などに隠れているときに、関心な仏道心ですねなどとほめられると…」という続き具合。