中の品になむ 人の 027

2020-09-17☆☆☆:特別な問題点はない02 帚木

帚木 原文 かな書き 現代語訳 第2章19

中の品になむ 人の心々おのがじしの立てたるおもむきも見えて 分かるべきことかたがた多かるべき

なかのしな/に/なむ ひと/の/こころごころ/おのがじし/の/たて/たる/おもむき/も/みエ/て わかる/べき/こと/かたがた/おほかる/べき

エ:や行の「え」

(頭中将)中流の女にこそ、それぞれの個性に応じめいめいが目指す志向が見て取れて、目立つ特徴がそれぞれ多くあるに違いない。

帚木 注釈 第2章19

おのがじし 02-027

それぞれ。

おもむき 02-027

趣く方向。すなわち、趣味性。

分かるべき 02-027

分離できる。他と区別がつく。自動詞。理解できるの意味ではない。

かたがた 02-027

それぞれの方面で。

語りの対象&構造型

対象:中の品の女

中の品になむ》A
中流の女にこそ、


人の心々おのがじしの立てたるおもむきも見えて・分かるべきことかたがた多かるべき》B・C
それぞれの個性に応じめいめいが目指す志向が見えて、目立つ特徴がそれぞれ多くあるに違いない。

分岐型:A<B+C:A<B+C

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

情報の階層&係り受け

構文:になむ…も見えて…多かるべき/二次

中の品になむ 人の〈心々〉おのがじしの立てたる 〈おもむき〉も見えて 分かるべき 〈こと〉かたがた多かるべき

主〉述:一朱 二緑 三青 四橙 五紫 六水 [ ]: 補 /: 挿入 :分岐

「見え」:自動詞「見ゆ」。その様子が外に現れる意味で、主語は「中の品の女性」。

係り受け&主語述語

「中の品になむ」→「多かるべき」(係り結び)


「人の心々おのがじしの立てたるおもむきも見えて」「分かるべきことかたがた多かるべき」:並列