おほかたの世につけ 048

2021-01-2302 帚木01章~06章

おほかたの世につけて見るには咎なきも 原文 読み 意味 帚木第4章02/源氏物語

おほかたの世につけて見るには咎なきも わがものとうち頼むべきを選らむに 多かる中にもえなむ思ひ定むまじかりける

おほかた/の/よ/に/つけ/て/みる/に/は/とが/なき/も わが/もの/と/うちたのむ/べき/を/えら/む/に おほかる/なか/に/も/え/なむ/おもひ/さだむ/まじかり/ける

(頭中将)普通のつきあいをする分には難がなくても、妻として信のおける人を選ぶとなると、多くの女性から選ぶにしてもこの人と思い定めることはなかなかできないものです。

大構造(に…にもえなむ思ひ定むまじかりける/五次)& 係り受け

〈[男性]〉〈[女性]〉おほかたの世につけて見る〉には咎なき わがものとうち頼むべきを選らむ 多かる中にもえなむ思ひ定むまじかりける

主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]: 補 /: 挿入 :分岐

この意見は頭中将「そもまことにその方を取り出でむ選びにかならず漏るまじきはいと難しや/02-018」の言い換えであり、頭中将の論とする。

帚木 注釈 第4章02

おほかたの世 02-048

世間一般の男女の関係。一夫一婦制が確立する以前の状況である点に留意したい。

うち頼む 02-048

「うち」はすっかり。少しではない。

附録:耳からの情報処理(語りの対象 & 構造型)

語りの対象:女(交際対象)妻(候補)世の男性(発言者)

《おほかたの世につけて見るには咎なきも・わがものとうち頼むべきを選らむに》A・B
普通のつきあいをする分には難がなくても、妻として信のおける人を選ぶとなると、


多かる中にも・えなむ思ひ定むまじかりける》C・D
多くの女性から選ぶにしても、この人と思い定めることはなかなかできないものです。

分岐型:A<B<(C<)D:A<B<D、C<D

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

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