なよびかに女しと見 056

2021-01-1102 帚木01章~06章

帚木 原文 かな書き 現代語訳 第4章10

なよびかに女しと見れば あまり情けにひきこめられて とりなせばあだめく これをはじめの難とすべし

なよびか/に/をむなし/と/みれ/ば あまり/なさけ/に/ひきこめ/られ/て とりなせ/ば/あだめく これ/を/はじめ/の/なん/と/す/べし

(左馬頭)なよやかで女らしいと思えば、つい情に引き籠められるので、距離をおけば婀娜めく。これを第一の難と言うべきです。

帚木 注釈 第4章10

なよびか 02-056

なよなよして。

女し 02-056

女性らしい。

見れば 02-056

肉体関係を結ぶ。

ひきこめられ 02-056

とりこにされる。

とりなせば 02-056

間をおいて、うまくたちまわる。

あだめく 02-056

もともと気持ちを表現しない女性であったのが、急にあだっぽくなる。

はじめの難 02-056

間接的な接触の間はおとっとりした風に感じられたが、いざ会ってみるとひどく情熱的であだっぽい難点。おっとりは男性を引き寄せるための手口であった。

附録:耳からの情報処理(語りの対象 & 構造型)

語りの対象:(中流以上の)女性一般発言者(左馬頭)

なよびかに女しと見れば・あまり情けにひきこめられて》A・B
なよやかで女らしいと思えば、つい情に引き籠められるので、


とりなせば・あだめく》C・D
距離をおけば婀娜めく。


これをはじめの難とすべし》E
これを第一の難と言うべきです。

中断型:A<B<|C<DφE:A<B、C<D、E

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

情報の階層&係り受け

大構造(ばあだめく/四次φを…とすべし/二次

〈[女]〉〈[男]〉なよびかに女しと見れ あまり情けにひきこめられて とりなせ あだめく 〈[男]〉〈[女]〉これはじめの難とすべし

主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]: 補 /: 挿入 :分岐

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