繋がぬ舟の浮きたる 079

2021-01-1902 帚木01章~06章

帚木 原文 かな書き 現代語訳 第5章18/源氏物語

繋がぬ舟の浮きたる例もげにあやなし さははべらぬかと言へば 中将うなづく

つなが/ぬ/ふね/の/うき/たる/ためし/も/げに/あやなし さ/は/はべら/ぬ/か/と/いへ/ば ちゆうじやう/うなづく

(左馬頭)繋がぬ舟は流れのままにとの例なんかもまったく無茶もいいとこだ。そうではございませんかと左馬頭が言うと、中将はうなずく。

帚木 注釈 第5章18

繋がぬ舟の浮きたる例 02-079

白氏文集の「情(こころ)なき水は方円の器に任せ繋がざる舟は去住の風に随ふ」や文選・荘子を下に敷く。要するに、男はつなぎとめておかねばふらふら風まかせだとの意味。

あやなし 02-079

そんなふうに男をふらふらさせるのは、妻の心得としてなってないということ。

附録:耳からの情報処理(語りの対象 & 構造型)

語りの対象:左馬頭頭中将

繋がぬ舟の浮きたる例も げにあやなし・さははべらぬか》A
繋がぬ舟は流れのままにとの例なんかもまったく無茶もいいとこだ。そうではございませんか


と言へば 中将うなづく》B
と左馬頭が言うと、中将はうなずく。

直列型:A<B:A<B

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

大構造(ば…うなづく/二次)& 係り受け

繋がぬ舟の浮きたる例もげにあやなし さははべらぬかと〈[左馬頭]〉言へ 〈中将〉うなづく

主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]: 補 /: 挿入 :分岐

2021-01-1902 帚木01章~06章

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