さまざまの人の上ど 047

2020-09-20☆☆☆:特別な問題点はない02 帚木

帚木 原文 かな書き 現代語訳 第4章01

さまざまの人の上どもを語り合はせつつ

さまざま/の/ひと/の/うへ-ども/を/かたりあはせ/つつ

(頭中将と左馬頭)お互いさまざまな人の身の上を論じ比べながら、

解釈の決め手

語り合はせつつ:頭中将と左馬頭が代わる代わる話し手になる

「合はせ」とあるので、二人以上の意見が必要であり、実質的には頭中将と左馬頭の二人である。従って、この後の議論も左馬頭のものとされているが、頭中将と左馬頭が、代わる代わる様々の女性を戦わせ、妥協し、結論に向かおうとしていると考えるのが自然である。

語りの対象&構造型

対象:発言者(頭中将と左馬頭)

さまざまの人の上どもを語り合はせつつ》A
お互いさまざまな人の身の上を論じ比べながら、

直列型:A:A

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

情報の階層&係り受け

構文:を語り合はせつつ/一次

〈[頭中将と左馬頭]〉さまざまの人の上どもを語り合はせつつ

主〉述:一朱 二緑 三青 四橙 五紫 六水 [ ]: 補 /: 挿入 :分岐

係り受け&主語述語

「語り合はせつつ」→「など隈なきもの言ひも定めかねていたくうち嘆く/02-061」