そのはじめのこと  091

2020-09-2202 帚木

帚木 原文 かな書き 現代語訳 第6章09

そのはじめのこと 好き好きしくとも申しはべらむとて近くゐ寄れば 君も目覚ましたまふ

その/はじめ/の/こと すきずきしく/と/も/まうし/はべら/む/とて/ちかく/ゐ/よれ/ば きみ/も/め/さまし/たまふ

(左馬頭)こうした考えに至った経緯を、好き者めきましょうが申し上げましょう、と言ってひざをすすめるので、光の君も目をお覚ましになる。

解釈の決め手

そのはじめのこと

「思うたまへ得」ることになったきっかけ。心から思いやることなく、とってつけた思いやりを見せる女は、生涯の伴侶として適さない。

語りの対象&構造型

対象:左馬頭光源氏

そのはじめのこと 好き好きしくとも申しはべらむ》A
こうした考えに至った経緯を、好き者めきましょうが申し上げましょう、


とて近くゐ寄れば・ 君も目覚ましたまふ》B・C
と言ってひざをすすめるので、光の君も目をお覚ましになる。

直列型:A<B<C:A<B<C

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

情報の階層&係り受け

構文:ば…も目覚ましたまふ/三次

そのはじめのこと 好き好きしくとも申しはべらむ とて〈[左馬頭]〉近くゐ寄れ  〈君〉も目覚ましたまふ

主〉述:一朱 二緑 三青 四橙 五紫 六水 [ ]: 補 /: 挿入 :分岐

2020-09-2202 帚木

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