そのはじめのこと  091

2021-01-1902 帚木01章~06章

帚木 原文 かな書き 現代語訳 第6章09/源氏物語

そのはじめのこと 好き好きしくとも申しはべらむとて近くゐ寄れば 君も目覚ましたまふ

その/はじめ/の/こと すきずきしく/と/も/まうし/はべら/む/とて/ちかく/ゐ/よれ/ば きみ/も/め/さまし/たまふ

(左馬頭)こうした考えに至った経緯を、好き者めきましょうが申し上げましょう、と言ってひざをすすめるので、光の君も目をお覚ましになる。

物語の深部を支える重要語句へのアプローチ

そのはじめのこと

「思うたまへ得」ることになったきっかけ。心から思いやることなく、とってつけた思いやりを見せる女は、生涯の伴侶として適さない。

附録:耳からの情報処理(語りの対象 & 構造型)

語りの対象:左馬頭光源氏

そのはじめのこと 好き好きしくとも申しはべらむ》A
こうした考えに至った経緯を、好き者めきましょうが申し上げましょう、


とて近くゐ寄れば・君も目覚ましたまふ》B・C
と言ってひざをすすめるので、光の君も目をお覚ましになる。

直列型:A<B<C:A<B<C

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

大構造(ば…も目覚ましたまふ/三次)& 係り受け

そのはじめのこと 好き好きしくとも申しはべらむとて〈[左馬頭]〉近くゐ寄れ 〈君〉も目覚ましたまふ

主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]: 補 /: 挿入 :分岐

2021-01-1902 帚木01章~06章

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