また絵所に上手多か 087

2021-01-1102 帚木01章~06章

帚木 原文 かな書き 現代語訳 第6章05

また絵所に上手多かれど 墨がきに選ばれて 次々にさらに劣りまさるけぢめ ふとしも見え分かれず

また/ゑどころ/に/じやうず/おほかれ/ど すみがき/に/えらば/れ/て つぎつぎ/に/さらに/おとり/まさる/けぢめ ふと/しも/みエ/わか/れ/ず

エ:や行の「え」

(左馬頭)あるいはまた、宮中の絵所には名人がたくさんいますが、主任である墨書きに選ばれる場合でも、序列通り上手い下手の差など少しも見分けがつかないながら、

帚木 注釈 第6章05

また 02-087

木の道の匠で言えることは、絵師の世界でも言える。

絵所に上手多かれど 02-087

宮中の絵師には名人が多いが、その中で墨書きに選ばれるのは一人だけである。では、墨書きに選ばれた絵師と、選ばれなかった絵師たちとの間に、格付け通りの腕の違いがあるかというと、ぱっと見、目に見える差は見えない。

墨がき 02-087

作品ごとのリーダーで、最初に墨で絵の輪郭を描き、彩色の指示を弟子筋に伝え、最後に輪郭を墨で描きなおす。

次々に 02-087

入門者から格付けが厳格にあり、そのランク通りに。

けぢめ 02-087

差。

附録:耳からの情報処理(語りの対象 & 構造型)

語りの対象:絵師主任

また絵所に上手多かれど》A
(左馬頭)あるいはまた、宮中の絵所には名人がたくさんいますが、


墨がきに選ばれて 次々にさらに劣りまさるけぢめ ふとしも見え分かれず》B
主任である墨書きに選ばれる場合でも、序列通り上手い下手の差など少しも見分けがつかないながら、

直列型:A<B:A<B

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

情報の階層&係り受け

大構造(しも見え分かれず/三次

また絵所に〈上手〉多かれ 墨がきに選ばれて 次々にさらに劣りまさる〈けぢめ〉 ふとしも見え分かれず

主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]: 補 /: 挿入 :分岐

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