いとすさまじうもの 096

2021-02-2401 桐壺01章~10章

原文 読み 意味 桐壺第07章16@源氏物語

いとすさまじうものしと聞こし召す このごろの御気色を見たてまつる上人女房などは かたはらいたしと聞きけり

いと/すさまじう/ものし/と/きこしめす このごろ/の/み-けしき/を/み/たてまつる/うへびと/にようばう/など/は かたはらいたし/と/きき/けり

ひどく神経に障り不快だと帝はお感じになる。近頃帝のご様子を拝し申し上げる殿上人や女房たちは、はらはらしながら楽器の音を耳にするのだった。

文構造&係り受け 01-096

主述関係に見る文構造(と聞こし召す:二次φは…と聞きけり:二次

〈[帝]〉いとすさまじうものしと聞こし召す このごろの御気色を見たてまつる〈上人女房など〉は かたはらいたしと聞きけり

色分:〈主語〉助詞・述語 [ ]:補充 //挿入 |:休止 @@@@@@@@:分岐

機能語に見る係り受け

いとすさまじうものしと聞こし召す このごろの御気色を見たてまつる上人女房などは かたはらいたしと聞きけり

助詞・助動詞の識別:

いとすさまじうものし聞こし召す こごろ御気色見たてまつる上人女房など かたはらいたし聞きけり

助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞

敬語の区別:

いとすさまじうものしと聞こし召す このごろの気色を見たてまつる上人女房など は かたはらいたしと聞きけり

尊敬語 謙譲語 丁寧語

古語探訪;失われた意味を求めて
すさまじう 01-096

勢いが手に負えない感覚。

ものし 01-096

邪魔で動かせないことから来るいらだちの感情。

このごろの御気色を見たてまつる上人女房など 01-096

「このごろの御気色を見たてまつる」とするのは、帝が特に心を許した者たちであろう。「心にくき限りの女房四五人さぶらはせたまひて/01-082」とある。

上人 01-096

殿上人。

耳でとらえる;立ち現れる〈モノ〉

語りの対象:上人・女房など

いとすさまじうものしと聞こし召す》 A
ひどく神経に障り不快だと帝はお感じになる。


このごろの御気色を見たてまつる上人女房などは かたはらいたしと聞きけり》B
近頃帝のご様子を拝し申し上げる殿上人や女房たちは、はらはらしながら楽器の音を耳にするのだった。

中断型:AφB:A、B

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉 ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置
〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

2021-02-2401 桐壺01章~10章

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