この君の御童姿 い 141

2021-02-28

原文 読み 意味 桐壺10章01@源氏物語

この君の御童姿 いと変へまうく思せど 十二にて御元服したまふ

この/きみ/の/おほむ-わらはすがた いと/かへ-ま-うく/おぼせ/ど じふ-に/に/て/おほん-げんぷく/し/たまふ

この宮の童子のお姿を変えたくないと帝は強いお思いでおられたけれど、十二歳でご元服なされた。

文構造&係り受け

主語述語と大構造 ど…にて御元服したまふ:三次

〈[帝]〉この君の御童姿 いと変へまうく思せ 〈[光源氏]〉十二にて御元服したまふ

色分:〈主語〉助詞・述語 [ ]:補充 //挿入 |:休止 @@@@@@@@:分岐

機能語と係り受け

この君の御童姿 いと変へまうく思せど 十二にて御元服したまふ

助詞・助動詞の識別:まうく
  • まうく

御童姿 いと変へまうく思せ 十二御元服したまふ

助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞

敬語の区別:御 思す 御 たまふ

この君の童姿 いと変へまうく思せど 十二に て元服したまふ

尊敬語 謙譲語 丁寧語

古語探訪;失われた意味を求めて
童姿 01-141

元服前の髪型(角髪みずら)や童子用の脇のあいた闕腋の袍(けつえきのほう)を着る。

変へまうく 01-141

変えることを憂く思う。

元服 01-141

加冠、初冠、初元結の異称がある様に、初めて髻(もとどり)を結い、冠をつける。袍も脇の下を縫った縫腋の袍(ほうえきのほう)に変わる。

耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉

語りの対象:光源氏

この君の御童姿 いと変へまうく思せど・十二にて御元服したまふ》A・B
この宮の童子のお姿を変えたくないと帝は強いお思いでおられたけれど、十二歳でご元服なされた。

直列型:A→B:A→B

 A→B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉  ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉:修飾 :倒置
〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉:中止法・独立文 //:挿入


〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B 〈分配型〉A→B*C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

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