御禄の物 主上の命 158

2020-09-1401 桐壺01章~10章☆☆☆:特別な問題点はない01 桐壺01章~10章

桐壺 原文 かな書き 現代語訳 第10章18

御禄の物 主上の命婦取りて賜ふ 白き大袿に御衣一領 例のことなり

おほむ-ろく/の/もの うへ-の-みやうぶ/とり/て/たまふ しろき/おほうちき/に/おほむ-ぞ/ひと-くだり れい/の/こと/なり

引入れ役のご褒美の品物を、帝付きの命婦が取り次いで下賜される。白い大袿にご衣装一揃え、これは慣例通りである。

桐壺 注釈 第10章18

禄 01-158

本日の引入の大臣役を務めたことに対する臨時の下賜。

主上の命婦 01-158

帝つきの命婦。天皇が自ら玉座を降りて左大臣に下賜するのではなく、命婦の手を通して下賜が行われる。

大袿 01-158

大きめの仕立てになっているので、着用時には自分の身の丈に仕立て直す。

例のこと 01-158

規則通り。「限りある事に事を添へさせたまふ/01-142」とあった「限りある事」のうち。

語りの対象&構造型

対象:命婦語り手の説明

御禄の物 主上の命婦取りて賜ふ》A
引入れ役のご褒美の品物を、帝付きの命婦が取り次いで下賜される。


白き大袿に御衣一領 例のことなり》B
白い大袿にご衣装一揃え、これは慣例通りである。

中断型:AφB:A、B

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

情報の階層&係り受け

構文:取りて賜ふ/一次φ例のことなり/一次

御禄の物 主上の〈命婦〉取りて賜ふ 白き大袿に御衣一領 例のことなり

主〉述:一朱 二緑 三青 四橙 五紫 六水 [ ]: 補 /: 挿入 :分岐

附録

助詞の識別

御禄物 主上命婦取り賜ふ 白き大袿御衣一領 例ことなり

助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞

敬語の識別

禄の物 主上の命婦取りて賜ふ 白き大袿に衣一領 例のことなり

尊敬語 謙譲語 丁寧語