おはします殿の東の 145

2020-09-14☆☆☆:特別な問題点はない01 桐壺,04 公的生活/出世・祝賀・行事

桐壺 原文 かな書き 現代語訳 第10章05

おはします殿の東の廂 東向きに椅子立てて 冠者の御座 引入の大臣の御座 御前にあり

おはします-でん/の/ひむがし/の/ひさし ひむがし-むき/に/いし/たて/て くわんざ/の/ご-ざ ひきいれ-の-おとど/の/ご-ざ お-まへ/に/あり

帝のいらっしゃる清涼殿の東の廂の間に、東向きに玉座の椅子をしつらえ、冠者の君のお席と引入れの大臣のお席を、帝の御前に配置する。

桐壺 注釈 第10章05

おはします殿 01-145

帝が日常に住まわれている清涼殿を指す。

東の廂 01-145

天子南面で、南の廂は帝用であり、南面に次ぐ方位である東面が元服の舞台に選ばれている。昨年の東宮の元服は南殿で行われた/01-143。

椅子 01-145

玉座。すなわち帝の座る椅子。儀式に尊厳さをそえる。

冠者 01-145

冠をつける光源氏。

引入 01-145

髻を冠の中に引き入れる役割。冠を被せる役割で、生涯に渡り後見を行うものが務める。光源氏の場合は、左大臣が行った。

御前にあり 01-145

ふつうは帝を指すが、ここは席の配置であるから、帝の椅子の前に置かれたことを指す。

語りの対象&構造型

対象:配置光源氏左大臣

おはします 殿の東の廂 東向きに椅子立てて》A
帝のいらっしゃる清涼殿の東の廂の間に、東向きに玉座の椅子をしつらえ、


冠者 の御座・ 引入の大臣 の御座・ 御前 にあり》B・C・D
冠者の君のお席と引入れの大臣のお席を、帝の御前に配置する。

分岐型・中断型:A|B+C<D:A、B+C<D

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

情報の階層&係り受け

構文:にあり/三次

〈[帝]〉おはします殿の東の廂 東向き椅子立てて 冠者の〈御座〉 引入の大臣の〈御座〉 御前にあり

主〉述:一朱 二緑 三青 四橙 五紫 六水 [ ]: 補 /: 挿入 :分岐

附録

助詞の識別

おはします殿廂 東向き椅子立て 冠者御座 引入大臣御座 御前あり

助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞

敬語の識別

おはします殿の東の廂 東向きに椅子立てて 冠者の座 引入の大臣の座 前にあり

尊敬語 謙譲語 丁寧語