これもわりなき心の 071

2021-02-2401 桐壺01章~10章,

原文 読み 意味 桐壺第06章07@源氏物語

これもわりなき心の闇になむと 言ひもやらずむせかへりたまふほどに 夜も更けぬ

これ/も/わりなき/こころ-の-やみ/に/なむ/と いひ/も/やら/ず/むせかへり/たまふ/ほど/に よ/も/ふけ/ぬ

こんな世迷いごとも心の闇がと、言いも果てずむせ返ってしまわれるうちに、夜も更けゆく。

文構造&係り受け 01-071

主述関係に見る文構造(に…も更けぬ

〈これ〉もわりなき心の闇になむ 〈[母君]〉言ひもやらずむせかへりたまふほど 〈夜〉も更けぬ

色分:〈主語〉助詞・述語 [ ]:補充 //挿入 |:休止 @@@@@@@@:分岐

機能語に見る係り受け

これもわりなき心の闇になむと 言ひもやらずむせかへりたまふほどに 夜も更けぬ

「言ひもやらずむせかへりたまふ」:「暮れまどふ心の闇も/01-067」から「これもわりなき心の闇になむ」までを受ける。

助詞・助動詞の識別:ず ぬ

これわりなき心闇になむ 言ひやらむせかへりたまふほど 夜更け

助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞

敬語の区別:たまふ

これもわりなき心の闇になむ と 言ひもやらずむせかへりたまふほどに 夜も更けぬ

尊敬語 謙譲語 丁寧語

古語探訪;失われた意味を求めて

わりなき心の闇 01-071:気持ちの整理がつかない

「わりなし」は理屈ではわりきれない気持ちの形容。娘が亡くなったのは、決して帝の寵愛のせいではないことはわかっているが、残された母として気持ちが整理できないでいる。

耳でとらえる;立ち現れる〈モノ〉

語りの対象:母君

これもわりなき心の闇になむと・言ひもやらずむせかへりたまふほどに》A・B
こんな世迷いごとも心の闇がと、言いも果てずむせ返ってしまわれるうちに、


夜も更けぬ》C
夜も更けゆく。

直列型:A<B<C:A<B<C

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉 ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置
〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

2021-02-2401 桐壺01章~10章,

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