御心につくべき御遊 178
目次
御心につくべき御遊びをしおほなおほな思しいたつく 原文 読み 意味 桐壺第10章38/源氏物語
御心につくべき御遊びをし おほなおほな思しいたつく
み-こころ/に/つく/べき/おほむ-あそび/を/し おほなおほな/おぼし/いたつく
源氏の君のお気に召しそうな催し物をし、何くれとなく気を揉みお世話なさるのでした。
大構造(をし…思しいたつく/二次)& 係り受け
〈[左大臣]〉御心につくべき御遊びをし おほなおほな思しいたつく
〈主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]: 補 /: 挿入 @・@・@・@:分岐
桐壺 注釈 第10章38
御心につく 01-178
気に入る。
おほなおほな 01-178
意味が判然としない。通例、一生懸命と訳されている。擬態語のような感じがするので、何くれとなくとしておいた。
いたつく 01-178
骨を折る。
助詞の識別/助動詞の識別:べし
御心につくべき御遊びをし おほなおほな思しいたつく
助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞
敬語の識別:御 思す
御心につくべき御遊びを し おほなおほな思しいたつく
尊敬語 謙譲語 丁寧語
附録:耳からの情報処理(語りの対象 & 構造型)
語りの対象:光源氏/左大臣
《御心につくべき御遊びをし・おほなおほな思しいたつく》A・B
源氏の君のお気に召しそうな催し物をし何くれとなく気を揉みお世話なさるのでした。
直列型:A<B:A<B
A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
〈直列型〉<:直進 #:倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 |:中止法
〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用