際ことに賢くて た 126 ★★☆

2021-01-2201 桐壺01章~10章

際ことに賢くてただ人にはいとあたらしけれど親王と 原文 読み 意味 桐壺第8章21(125・126共通)

際ことに賢くて ただ人にはいとあたらしけれど 親王となりたまひなば 世の疑ひ負ひたまひぬべくものしたまへば 宿曜の賢き道の人に勘へさせたまふにも 同じさまに申せば 源氏になしたてまつるべく 思しおきてたり

きは/ことに/かしこく/て ただうど/に/は/いと/あたらしけれ/ど みこ/と/なり/たまひ/な/ば よ/の/うたがひ/おひ/たまひ/ぬ/べく/ものし/たまへ/ば すくエう/の/かしこき/みち/の/ひと/に/かむがへ/させ/たまふ/に/も おなじ/さま/に/まうせ/ば げんじ/に/なし/たてまつる/べく おぼし-おきて/たり

際立ってご聡明ゆえ、臣下に下すには誠に惜しいが、親王におなりになっては世の疑いを負われるは必定であると(倭相の相人が)進言するので、宿曜におけるその道の達人に判断をおさせになったところ同じように申し上げるので、源氏にして差し上げるのがよかろうとご決心なされた次第。

※ 注釈・助詞・助動詞・敬語の識別などの説明は125参照

附録:耳からの情報処理(語りの対象 & 構造型)(125・126共通)

語りの対象:光源氏相人世間倭相の相人/01-125宿曜の達人

帝かしこき御心に》A
帝はかしこき深慮から、


倭相を仰せて》B
倭流の人相見にご命じになり、


思しよりにける筋なれば 今までこの君を親王にもなさせたまはざりけるを》C
ご自身がつとに案じておられた事柄なので、今までこの宮を親王にもなされなかったが、


相人はまことにかしこかりけりと思して》D
相人はまっこと神意を見抜いたものよと心に落ち、


無品の親王の 外戚の寄せなきにては漂はさじ わが御世もいと定めなきを ただ人にて朝廷の御後見をするなむ 行く先も頼もしげなめることと 思し定めて》E
無品親王に付けたところで外戚の支援がない状態にはしておけまい。わが御世もいつまで続くかはなはだ当てにならぬものを。臣下として朝廷の補佐をすることこそが先々も頼もしかろうと、思い定められて、


いよいよ道々の才を習はさせたまふに》F
ますます諸般の学問をお習わせになったところ、


際ことに賢くて ただ人にはいとあたらしけれど・親王となりたまひなば 世の疑ひ負ひたまひぬべく・ものしたまへば》G・H・I
際立ってご聡明ゆえ、臣下に下すには誠に惜しいが、親王におなりになっては世の疑いを負われるは必定であると(倭相の相人が)進言するので、


宿曜の賢き道の人に勘へさせたまふにも・同じさまに申せば》J・K
宿曜におけるその道の達人に判断をおさせになったところ同じように申し上げるので、


源氏になしたてまつるべく思しおきてたり》L
源氏にして差し上げるのがよかろうとご決心なされた次第。

分岐型:分岐型:A<(B<(C<D+E<)F<(G<H<)I<(J<K<))L:A<L、B<F<I<L、C<D+E<F、G<H<I、J<K<L

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

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