女君はすこし過ぐし 169

2021-02-2401 桐壺01章~10章,

原文 読み 意味 桐壺第10章29@源氏物語

女君はすこし過ぐしたまへるほどに いと若うおはすれば 似げなく恥づかしと思いたり

をむなぎみ/は/すこし/すぐし/たまへ/る/ほど/に いと/わかう/おはすれ/ば にげなく/はづかし/と/おぼい/たり

女君は、すこし年嵩でいらっしゃったのに、婿殿がたいそうお若いので不似合いでいたたまれないとお思いでした。

文構造&係り受け 01-169

主述関係に見る文構造(ば…と思いたり:三次

〈女君〉すこし過ぐしたまへるほど 〈[若宮]〉いと若うおはすれ 似げなく恥づかしと思いたり

色分:〈主語〉助詞・述語 [ ]:補充 //挿入 |:休止 @@@@@@@@:分岐

機能語に見る係り受け

女君はすこし過ぐしたまへるほどに いと若うおはすれば 似げなく恥づかしと思いたり

助詞・助動詞の識別: たり

女君すこし過ぐしたまへほど いと若うおはすれ 似げなく恥づかし思いたり

助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞

敬語の区別:たまふ おはす 思す

女君はすこし過ぐしたまへるほどに いと若うおはすれば 似げなく恥づかしと思いたり

尊敬語 謙譲語 丁寧語

古語探訪;失われた意味を求めて
過ぐし 01-169

年齢がかさむ。

似げなく 01-169

似つかわしくない。光源氏が藤壺の宮に母のイメージを投影することに関しては「(かよひて見えたまふも)似げなからずなむ(あなたが母に見えるのも、無理からぬことで)/01-138」とあり、それぞれの関係性は対照的である。

恥づかし 01-169

相手が立派でいたたまれない感じ。いたたまれなさは、次のフレーズ(/01-170)で見るように、皇女腹であるというプライドに起因する点に注意したい。

耳でとらえる;立ち現れる〈モノ〉

語りの対象:葵の上光源氏

女君はすこし過ぐしたまへるほどに》A
女君はすこし年嵩でいらっしゃったのに、


いと若うおはすれば・ 似げなく恥づかしと思いたり》B・C
婿殿がたいそうお若いので、不似合いでいたたまれないとお思いでした。

直列型:A<B<C:A<B<C

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉  ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置
〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

2021-02-2401 桐壺01章~10章,

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