聞こし召す御心まど 035

2020-09-04☆☆☆:特別な問題点はない01 桐壺,る・らる

桐壺 原文 かな書き 現代語訳 第3章12

聞こし召す御心まどひ 何ごとも思し召しわかれず 籠もりおはします

きこしめす/み-こころまどひ なにごと/も/おぼしめし-わか/れ/ず こもり/おはします

お聞きあそばす御心は乱れ、何ごともお分かりにならず部屋へひき籠ってしまわれました。

解釈の決め手

籠もり

ついに帝は絶望し、心理的にも自分の殻の中に閉じこもる。そのため政治は投げ出されてしまう。

桐壺 注釈 第3章12

御心まどひ 01-035

体言止めともとれるが、「御心」主語+「まどひ」動詞の連用形でよい。

語りの対象&構造型

対象:

聞こし召す御心まどひ・何ごとも思し召しわかれず・籠もりおはします》A・B・C
お聞きあそばす御心は乱れ、何ごともお分かりにならず部屋へひき籠ってしまわれました。

中断型:A|B<C:A、B<C

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

情報の階層&係り受け

構文:籠もりおはします/三次

〈[帝]〉 聞こし召す 〈御心〉まどひ 何ごとも思し召しわかれず 籠もりおはします

主〉述:一朱 二緑 三青 四橙 五紫 六水 [ ]: 補 /: 挿入 :分岐

係り受け&主語述語

「御心まどひ」:連用中止法とも「何ごとも思し召しわかれず」(連用法)にかかると考えてもよい。

附録

助詞の識別

聞こし召す御心まどひ 何ごと思し召しわか  籠もりおはします

助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞

敬語の識別

聞こし召す 心まどひ 何ごとも思し召しわかれ ず 籠もりおはします

尊敬語 謙譲語 丁寧語