一年の春宮の御元服 143

2020-09-1401 桐壺01章~10章☆☆☆:特別な問題点はない01 桐壺01章~10章,04 公的生活/出世・祝賀・行事,06 時間/時刻・昼夜・季節・時代

桐壺 原文 かな書き 現代語訳 第10章03

一年の春宮の御元服 南殿にてありし儀式 よそほしかりし御響きに 落とさせたまはず

ひととせ/の/とうぐう/の/おほん-げんぷく なでん/に/て/あり/し/ぎしき よそほしかり/し/おほむ-ひびき/に おとさ/せ/たまは/ず

前年の東宮のご元服、それは南殿で行われた儀式で、盛大であったとご評判だがこれにも引けをお取らしにならない。

桐壺 注釈 第10章03

一年の 01-143

一年前の、前年の。

南殿 01-143

紫宸殿のこと。天皇・東宮の元服は紫宸殿で、皇子の元服は清涼殿で行われた。光源氏の元服も清涼殿で行われたことは下に見える。

よそほしかりし 01-143

いかめしく立派な様。

御響き 01-143

評判、うわさ。

語りの対象&構造型

対象:春宮の元服の様子

一年の春宮の御元服・南殿にてありし儀式・よそほしかりし御響き に落とさせたまはず》A・B・C
前年の東宮のご元服、それは南殿で行われた儀式で、盛大であったとご評判だがこれにも引けをお取らしにならない。

反復型:A[,B]<C:A=B、A<C

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

情報の階層&係り受け

構文:に落とさせたまはず/二次

〈[帝]〉一年の春宮御元服 南殿にてありし儀式 よそほしかりし御響き 落とさせたまはず

主〉述:一朱 二緑 三青 四橙 五紫 六水 [ ]: 補 /: 挿入 :分岐

係り受け&主語述語

「一年の春宮の御元服」「南殿にてありし儀式」「よそほしかりし御響き」(並列)→「に」→「落とさせたまはず」

附録

助詞の識別

一年春宮御元服 南殿 あり儀式 よそほしかり御響き 落とさたまはず

助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞

敬語の識別

一年の春宮の元服 南殿に てありし儀式 よそほしかりし響きに 落とさせたまは

尊敬語 謙譲語 丁寧語