いとこまやかにあり 084

2021-02-2401 桐壺01章~10章,

原文 読み 意味 桐壺第07章04@源氏物語

いとこまやかにありさま問はせたまふ あはれなりつること忍びやかに奏す

いと/こまやか/に/ありさま/とは/せ/たまふ あはれ/なり/つる/こと/しのびやか/に/そうす

帝は命婦にこと細かに訪問の様子をお尋ねになった。胸にしみて感じたことをひそやかに奏上する。

文構造&係り受け 01-084

主述関係に見る文構造(問はせたまふ:一次φ奏す:一次

〈[帝]〉いとこまやかにありさま問はせたまふ 〈[命婦]〉あはれなりつること忍びやかに奏す

色分:〈主語〉助詞・述語 [ ]:補充 //挿入 |:休止 @@@@@@@@:分岐

機能語に見る係り受け

いとこまやかにありさま問はせたまふ あはれなりつること忍びやかに奏す

助詞・助動詞の識別:せ つる
  • つる

いとこまやかにありさま問はたまふ あはれなりつること忍びやかに奏す

助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞

敬語の区別:せたまふ 奏す

いとこまやかにありさま問はたまふ あはれなりつること忍びやかに奏す

尊敬語 謙譲語 丁寧語

古語探訪;失われた意味を求めて
ありさま 01-084

桐壺の実家の様子や、母君、若宮の様子。

忍びやかに奏す 01-084

「忍びやかに心にくき限りの女房四五人さぶらはせたまひて御物語せさせたまふなりけり(人目を忍んで、人も認める教養豊かな女房ばかりを四五人を側にお召しになって、あの方の昔語りをなさっておいででした)/01-082」とあった。帝のまわりは、ひっそりとした空間になっている。

耳でとらえる;立ち現れる〈モノ〉

語りの対象:命婦

いとこまやかにありさま問はせたまふ》A
帝は命婦にこと細かに訪問の様子をお尋ねになった。


あはれなりつること忍びやかに奏す》 B
胸にしみて感じたことをひそやかに奏上する。

中断型:AφB:A、B

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉 ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置
〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

2021-02-2401 桐壺01章~10章,

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