いときびはにておは 168

2021-01-1701 桐壺01章~10章,

原文 読み 意味 桐壺第10章28/源氏物語

いときびはにておはしたるを ゆゆしううつくしと 思ひきこえたまへり

いと/きびは/にて/おはし/たる/を ゆゆしう/うつくし/と おもひ/きこエ/たまへ/り

エ:や行の「え」

たいそう幼くいらっしゃるが、不吉なほどにきれいだと大臣はお思いである。

物語の深部を支える重要語句へのアプローチ

ゆゆしう:不吉な予感

この世のものとは思えない様。帝も幾度となく光源氏の美質の中に不吉なものを感じてきたことは幾度か繰り返して説明した。「ものの心知りたまふ人はかかる人も世に出でおはするものなりけりとあさましきまで目をおどろかしたまふ(ものの本質を見抜いておられるお方は、「こんな方も世に生れて来られるものか」と、常軌を超えた相に信じがたいと目を瞠はっておられました)/01-023」左大臣もまたそれを感じ取る能力があり、その能力により娘の婿として東宮でなく光源氏を婿に選んだこともすでに「思しわづらふ/01-153」の語釈で触れた。

桐壺 注釈 第10章28

きびはに 01-168

幼い。

附録:耳からの情報処理(語りの対象 & 構造型)

語りの対象:光源氏左大臣

いときびはにておはしたるを・ゆゆしううつくしと 思ひきこえたまへり》A・B
たいそう幼くいらっしゃるが、不吉なほどにきれいだと大臣はお思いである。

直列型:A<B:A<B

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

大構造(と思ひきこえたまへり/三次)& 係り受け

いときびはにておはしたる[若宮] ゆゆしううつくし 〈[左大臣]〉思ひきこえたまへり

主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]: 補 /: 挿入 :分岐

助詞の識別/助動詞:たり 

いときびはにおはしたる ゆゆしううつくし 思ひきこえたまへ

助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞

敬語の識別:おはす きこゆ たまふ

いときびはにておはしたる を ゆゆしううつくしと 思ひきこえたまへ

尊敬語 謙譲語 丁寧語

2021-01-1701 桐壺01章~10章,

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