いみじき武士仇敵な 115

2021-01-2301 桐壺01章~10章,なり(断定),,べし,,る・らる

いみじき武士仇敵なりとも見てはうち笑まれぬべきさまのしたまへれ 原文 読み 意味 桐壺第8章10/源氏物語

いみじき武士仇敵なりとも 見てはうち笑まれぬべきさまのしたまへれば えさし放ちたまはず

いみじき/もののふ/あた/かたき/なり/とも み/て/は/うち-ゑま/れ/ぬ/べき/さま/の/し/たまへ/れ/ば え/さし-はなち/たまは/ず

猛き武士や仇敵であっても、見ればつい微笑まれるご様子でいらっしゃるので、弘徽殿方もうっちゃっておくわけにはいかない。

大構造(ばえさし放ちたまはず/四次)& 係り受け

〈[御子]〉いみじき武士仇敵なりとも 見てはうち笑まれぬべきさまのしたまへれ 〈[弘徽殿の女御]〉えさし放ちたまはず

主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]: 補 /: 挿入 :分岐

「うち笑まれぬべきさまのしたまへれば」:格助詞「の」の連用修飾語的用法(のように)

桐壺 注釈 第8章10

なりとも 01-115

であってもという仮定。敵対する相手方であっても。弘徽殿の女御たち。源氏身びいきな私でも、ちょっとおおげさ過ぎて臭みを感じる。

さし放ち 01-115

うっちゃる。無視する。相手にならない。

助詞の識別/助動詞の識別:

いみじき武士仇敵なりとも 見うち笑まべきさましたまへ えさし放ちたまは

助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞

敬語の識別:

いみじき武士仇敵なり とも 見て はうち笑まれ ぬ べきさまのしたまへれ ば えさし放ちたまは

尊敬語 謙譲語 丁寧語

附録:耳からの情報処理(語りの対象 & 構造型)

語りの対象:光源氏弘徽殿の女御ほか

いみじき武士仇敵なりとも 見てはうち笑まれぬべきさまのしたまへれば》A
猛き武士や仇敵であっても、見ればつい微笑まれるご様子でいらっしゃるので、


えさし放ちたまはず》B
弘徽殿方もうっちゃっておくわけにはいかない。

直列型:A<B:A<B

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用