さぶらふ人びと 御 131

2020-09-11☆☆☆:特別な問題点はない01 桐壺,04 公的生活/出世・祝賀・行事,,

桐壺 原文 かな書き 現代語訳 第9章05

さぶらふ人びと 御後見たち 御兄の兵部卿の親王など かく心細くておはしまさむよりは 内裏住みせさせたまひて 御心も慰むべくなど思しなりて 参らせたてまつりたまへり

さぶらふ/ひとびと おほむ-うしろみ-たち おほむ-せうと/の/ひやうぶきやう-の-みこ/など かく/こころぼそく/て/おはしまさ/む/より/は うちずみ/せ/させ/たまひ/て み-こころ/も/なぐさむ/べく/など/おぼし-なり/て まゐら/せ/たてまつり/たまへ/り

四の宮に仕える人々後見の人たち男兄弟の兵部卿の親王などは、こんな風に心細くお暮らしになるよりは宮中にお住いになされば、お気持ちも慰まれましょうしなどとお考えになり、参内なされるようにして差し上げた。

桐壺 注釈 第9章05

兵部卿の親王 01-131

源氏物語の光源氏と並ぶ主人公である紫の上の父宮。すなわち紫の上は藤壺の姪にあたる。

語りの対象&構造型

対象:藤壺の宮の後見人や親族後見人たちや兄である兵部卿の親王など

さぶらふ人びと 御後見たち 御兄の兵部卿の親王など》A
四の宮に仕える人々後見の人たち男兄弟の兵部卿の親王などは、

かく心細くておはしまさむよりは 内裏住みせさせたまひて 御心も慰むべくなど 思しなりて》B
こんな風に心細くお暮らしになるよりは宮中にお住いになされば、お気持ちも慰まれましょうしなどとお考えになり、

参らせたてまつりたまへり》C
参内なされるようにして差し上げた。

直列型:A<B<C:A<B<C

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

情報の階層&係り受け

構文:思しなりて参らせたてまつりたまへり/三次

〈さぶらふ人びと 御後見たち 御兄の兵部卿の親王など〉 〈[四の宮]〉かく心細くておはしまさむ よりは 内裏住みせさせたまひて 〈御心〉も慰むべくなど 思しなりて 参らせたてまつりたまへり

主〉述:一朱 二緑 三青 四橙 五紫 六水 [ ]: 補 /: 挿入 :分岐

係り受け&主語述語

「内裏住みせさせたまひて」:接続助詞「て」があるので「御心も慰むべく」の間は一呼吸置く感じ。「て」がない場合「内裏住みせさせたまひ」→「慰むべく」

附録

助詞の識別

さぶらふ人びと 御後見たち 御兄兵部卿親王など かく心細くおはしまさ より  内裏住みせさせたまひ 御心慰むべく など思しなり 参らたてまつりたまへ

助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞

敬語の識別

さぶらふ人びと 後見たち 兄の兵部卿の親王など かく心細くておはしまさむ より は 内裏住みせさせ たまひて 心も慰むべく など思しなりて 参らたてまつり たまへ

尊敬語 謙譲語 丁寧語