さぶらふ人びと 御 131

2021-01-2301 桐壺01章~10章,04 公的生活/出世・祝賀・行事,,

さぶらふ人びと御後見たち御兄の兵部卿の親王など 原文 読み 意味 桐壺第9章05/源氏物語

さぶらふ人びと 御後見たち 御兄の兵部卿の親王など かく心細くておはしまさむよりは 内裏住みせさせたまひて 御心も慰むべくなど思しなりて 参らせたてまつりたまへり

さぶらふ/ひとびと おほむ-うしろみ-たち おほむ-せうと/の/ひやうぶきやう-の-みこ/など かく/こころぼそく/て/おはしまさ/む/より/は うちずみ/せ/させ/たまひ/て み-こころ/も/なぐさむ/べく/など/おぼし-なり/て まゐら/せ/たてまつり/たまへ/り

四の宮に仕える人々後見の人たち男兄弟の兵部卿の親王などは、こんな風に心細くお暮らしになるよりは宮中にお住いになされば、お気持ちも慰まれましょうしなどとお考えになり、参内なされるようにして差し上げた。

大構造(思しなりて参らせたてまつりたまへり/三次)& 係り受け

〈さぶらふ人びと 御後見たち 御兄の兵部卿の親王など〉 〈[四の宮]〉かく心細くておはしまさむよりは 内裏住みせさせたまひて 〈御心〉も慰むべくなど思しなりて 参らせたてまつりたまへり

主〉述:一朱二緑三青四橙五紫六水 [ ]: 補 /: 挿入 :分岐

「内裏住みせさせたまひて」:接続助詞「て」があるので「御心も慰むべく」の間は一呼吸置く感じ。「て」がない場合「内裏住みせさせたまひ」→「慰むべく」

桐壺 注釈 第9章05

兵部卿の親王 01-131

源氏物語の光源氏と並ぶ主人公である紫の上の父宮。すなわち紫の上は藤壺の姪にあたる。

助詞の識別/助動詞の識別:

さぶらふ人びと 御後見たち 御兄兵部卿親王など かく心細くおはしまさより 内裏住みせさせたまひ 御心慰むべくなど思しなり 参らたてまつりたまへ

助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞

敬語の識別:

さぶらふ人びと 後見たち 兄の兵部卿の親王など かく心細くておはしまさむ より は 内裏住みせさせたまひて 心も慰むべく など思しなりて 参らたてまつりたまへ

尊敬語 謙譲語 丁寧語

附録:耳からの情報処理(語りの対象 & 構造型)

語りの対象:藤壺の宮の後見人や親族後見人たちや兄である兵部卿の親王など

さぶらふ人びと 御後見たち 御兄の兵部卿の親王など》A
四の宮に仕える人々後見の人たち男兄弟の兵部卿の親王などは、


かく心細くておはしまさむよりは 内裏住みせさせたまひて 御心も慰むべくなど思しなりて》B
こんな風に心細くお暮らしになるよりは宮中にお住いになされば、お気持ちも慰まれましょうしなどとお考えになり、


参らせたてまつりたまへり》C
参内なされるようにして差し上げた。

直列型:A<B<C:A<B<C

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用