さぶらふ人びと御後 桐壺09章05

2021-04-18

耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉

語りの対象:藤壺の宮の後見人や親族後見人たちや兄である兵部卿の親王など

直列型:A→B→C:A→B→C

さぶらふ人びと 御後見たち 御兄の兵部卿の親王など》A
四の宮に仕える人々後見の人たち男兄弟の兵部卿の親王などは、


かく心細くておはしまさむよりは 内裏住みせさせたまひて 御心も慰むべくなど思しなりて》B
こんな風に心細くお暮らしになるよりは宮中にお住いになされば、お気持ちも慰まれましょうしなどとお考えになり、


参らせたてまつりたまへり》C
参内なされるようにして差し上げた。

  • 〈直列型〉:修飾 :倒置 
  • 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
  • 〈中断型〉//:挿入 :文終止・中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
  • 〈分配型〉A→B*A→C

 A→B:AはBに係る
 Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む
 ※直列型は、全型共通のため単独使用に限った

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