角髪結ひたまへる  147

2020-09-1401 桐壺01章~10章☆☆☆:特別な問題点はない01 桐壺01章~10章,

桐壺 原文 かな書き 現代語訳 第10章07

角髪結ひたまへるつらつき顔のにほひさま 変へたまはむこと 惜しげなり

みづら/ゆひ/たまへ/るつらつき/かほ/の/にほひ/さま かへ/たまは/む/こと をしげ/なり

角髪(みずら)をお結いの顔立ち顔のつや、童子のお姿をお変えになることが帝には惜しまれたのです。

桐壺 注釈 第10章07

角髪 01-147

子供の時の髪型。頭の中心で左右に髪を分け、耳の上で輪をつくるもの。

さま変へたまはむ 01-147

「さま変ふ」(下二段)は他動詞。自動詞は「さま変はる」(四段)。童子の姿を変化させる主体は光源氏ではなく、元服をとりしきる帝であろう。童形を変える直前になって,「この君の御童姿いと変へまうく思せど/01-141」と同じ心情にまた襲われたのである。

語りの対象&構造型

対象:光源氏帝の心情

角髪結ひたまへるつらつき顔のにほひさま  変へたまはむこと・惜しげなり》A・B
角髪(みずら)をお結いの顔立ち顔のつや、童子のお姿をお変えになることが帝には惜しまれたのです。

直列型:A<B:A<B

 A<B:AはBに係る Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む


〈直列型〉<:直進 :倒置 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
〈中断型〉φ:独立文 [ ]:挿入 :中止法


〈反復型〉~AX:Aの置換X A[,B]:Aの同格B 〈分配型〉A<B|*A<C ※直列型以外は複数登録、直列型は単独使用

情報の階層&係り受け

構文:惜しげなり/三次

〈[帝]〉角髪結ひたまへるつらつき顔のにほひさま 変へたまはむ 〈こと〉 惜しげなり

主〉述:一朱 二緑 三青 四橙 五紫 六水 [ ]: 補 /: 挿入 :分岐

係り受け&主語述語

「髪結ひたまへる」→「つらつき」「顔のにほひ」「さま」並列→「変へたまはむ」/「つらつき」「顔のにほひ」を同格の「さま」が受けると考えてもよいが、文法的根拠が薄い

附録

助詞の識別

角髪結ひたまへつらつき顔にほひさま 変へたまはこと 惜しげなり

助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞

敬語の識別

角髪結ひたまへるつらつき顔のにほひさま 変へたまはむこと 惜しげなり

尊敬語 謙譲語 丁寧語