名も知らぬ木草の花 若紫05章22

2021-05-02

原文 読み 意味

名も知らぬ木草の花どもも いろいろに散りまじり 錦を敷けると見ゆるに 鹿のたたずみ歩くも めづらしく見たまふに 悩ましさも紛れ果てぬ

05088/難易度:☆☆☆

な/も/しら/ぬ/き/くさ/の/はな-ども/も いろいろ/に/ちり/まじり にしき/を/しけ/る/と/みゆる/に しか/の/たたずみ/ありく/も めづらしく/み/たまふ/に なやましさ/も/まぎれ/はて/ぬ

名も知らない木や草の花々も、いろいろにまじりあい、錦を敷いてあるごとく見える、そこに鹿がたたずんだり歩きまわったりするのも、めずらしくご覧になるうちに、ご気分もすっかりお紛れになった。

名も知らぬ木草の花どもも いろいろに散りまじり 錦を敷けると見ゆるに 鹿のたたずみ歩くも めづらしく見たまふに 悩ましさも紛れ果てぬ

大構造と係り受け

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