わが御方にて御直衣 若紫14章06

2021-05-10

原文 読み 意味

わが御方にて 御直衣などはたてまつる 惟光ばかりを馬に乗せておはしぬ

05227/難易度:☆☆☆

わが/おほむ-かた/にて おほむ-なほし/など/は/たてまつる これみつ/ばかり/を/むま/に/のせ/て/おはし/ぬ

自分のご邸で、直衣などはおつけになる。惟光だけを馬に乗せてお出かけになった。

わが御方にて 御直衣などはたてまつる 惟光ばかりを馬に乗せておはしぬ

大構造と係り受け

古語探訪

わが御方 05227

自邸である二条院。

御直衣 05227

貴人の常の服。左大臣邸に来ている光の服装はおそらく、普段より着飾っているであろう、それでは紫のもとへ行き来するのは、時間的に目立つ。そこで直衣に着替えるのであろう。

たてまつる 05227

謙譲語でなく、着るの意味では尊敬語になる。

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