女君例のはひ隠れて 若紫07章06

2021-05-05

原文 読み 意味

女君 例の はひ隠れて とみにも出でたまはぬを 大臣 切に聞こえたまひて からうして渡りたまへり

05114/難易度:☆☆☆

をむなぎみ れい/の はひ-かくれ/て とみ/に/も/いで/たまは/ぬ/を おとど せち/に/きこエ/たまひ/て からうして/わたり/たまへ/り

女君はいつもの、ひっそりと隠れてすぐにも出て来られないのを、大臣は熱心にお勧めなさって、どうにか君のもとへ渡って来られた。

女君 例の はひ隠れて とみにも出でたまはぬを 大臣 切に聞こえたまひて からうして渡りたまへり

大構造と係り受け

古語探訪

例の 05114

後ろの連体形(ここでは「出でたまはぬ」)と呼応する。

渡り 05114

対屋から回廊を渡って、光のもとに来た。

Posted by 管理者