大殿我が御車にて迎 夕顔11章09

2021-04-25

原文 読み 意味

大殿 我が御車にて迎へたてまつりたまひて 御物忌なにやと むつかしう慎ませたてまつりたまふ

04139/難易度:☆☆☆

おほとの わが/みくるま/にて/むかへ/たてまつり/たまひ/て おほむ-ものいみ/なに/や/と むつかしう/つつしま/せ/たてまつり/たまふ

左大臣は自分のお車で内裏まで出迎え申し上げなさって、やれ御物忌みとかやれ何だとか、いろいろうるさいほどに慎みをおさせ申し上げる。

大殿 我が御車にて迎へたてまつりたまひて 御物忌なにやと むつかしう慎ませたてまつりたまふ

大構造と係り受け

古語探訪

迎へたてまつりたまひ 04139

左大臣が光を参内した宮中に迎えにゆき、大臣の家に連れ帰ったことをいう。病後にすぐ宮仕えをはじめた光が心配でならなく、物忌みだとかなんとかいって、左大臣家から外に出さないのである。

むつかしう 04139

口うるさく。

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