乳母はうしろめたな 若紫12章03

2021-05-09

原文 読み 意味

乳母は うしろめたなうわりなしと思へど 荒ましう聞こえ騒ぐべきならねば うち嘆きつつゐたり

05194/難易度:☆☆☆

めのと/は うしろめたなう/わりなし/と/おもへ/ど あらましう/きこエ/さわぐ/べき/なら/ね/ば うち-なげき/つつ/ゐ/たり

乳母は、気が気でなくどうにもならないと思うが、荒々しく留め立てして騒ぐ時ではないので、つい嘆きながら座っていた。

乳母は うしろめたなうわりなしと思へど 荒ましう聞こえ騒ぐべきならねば うち嘆きつつゐたり

大構造と係り受け

古語探訪

うしろめたなう 05194

「うしろめたし」に「なし」がついた形で、強意表現。

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