耳かしかましかりし 夕顔12章18
原文 読み 意味
耳かしかましかりし砧の音を 思し出づるさへ恋しくて 正に長き夜 とうち誦じて 臥したまへり
04158/難易度:☆☆☆
みみ/かしかましかり/し/きぬた/の/おと/を おぼし/いづる/さへ/こひしく/て まさ/に/ながき/よ/と/うち-ずんじ/て ふし/たまへ/り
耳やかましかった砧の音を思い出してさえ恋しくて、「正に長き夜」と白氏文集の一節をつい口ずさみ、横になられた。
耳かしかましかりし砧の音を 思し出づるさへ恋しくて 正に長き夜 とうち誦じて 臥したまへり
大構造と係り受け
古語探訪
耳かしかましかりし砧 04158
五条の宿で聞いた砧の音。
正に長き夜 04158
白氏文集の律詩「聞夜砧」の一節である。