耳かしかましかりし 夕顔12章18

2021-04-25

原文 読み 意味

耳かしかましかりし砧の音を 思し出づるさへ恋しくて 正に長き夜 とうち誦じて 臥したまへり

04158/難易度:☆☆☆

みみ/かしかましかり/し/きぬた/の/おと/を おぼし/いづる/さへ/こひしく/て まさ/に/ながき/よ/と/うち-ずんじ/て ふし/たまへ/り

耳やかましかった砧の音を思い出してさえ恋しくて、「正に長き夜」と白氏文集の一節をつい口ずさみ、横になられた。

耳かしかましかりし砧の音を 思し出づるさへ恋しくて 正に長き夜 とうち誦じて 臥したまへり

大構造と係り受け

古語探訪

耳かしかましかりし砧 04158

五条の宿で聞いた砧の音。

正に長き夜 04158

白氏文集の律詩「聞夜砧」の一節である。

Posted by 管理者