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02 帚木16章
手を折りてあひ見し 帚木07章04
原文 読み 意味 手を折りてあひ見しことを数ふればこれひとつやは君が憂きふしえうらみじなど言ひはべれば さすがにうち泣きて 憂きふしを心ひとつに数へきてこや君が手を別るべきをりなど言ひしろひはべりしかど まことには変るべきこととも思ひた... -
02 帚木16章
内裏わたりの旅寝す 帚木07章05
原文 読み 意味 内裏わたりの旅寝すさまじかるべく 気色ばめるあたりはそぞろ寒くや と思ひたまへられしかば いかが思へると 気色も見がてら 雪をうち払ひつつ なま人悪ろく爪喰はるれど さりとも今宵日ごろの恨みは解けなむ と思うたまへしに ... -
02 帚木16章
さればよと心おごり 帚木07章06
原文 読み 意味 さればよと心おごりするに 正身はなし さるべき女房どもばかりとまりて 親の家に この夜さりなむ渡りぬると答へはべり 艶なる歌も詠まず 気色ばめる消息もせで いとひたや籠もりに情けなかりしかば あへなき心地して さがなく許... -
02 帚木16章
さりとも絶えて思ひ 帚木07章07
原文 読み 意味 さりとも 絶えて思ひ放つやうはあらじと思うたまへて とかく言ひはべりしを 背きもせずと 尋ねまどはさむとも隠れ忍びず かかやかしからず答へつつ ただ ありしながらは えなむ見過ぐすまじき あらためてのどかに思ひならばなむ... -
02 帚木16章
ひとへにうち頼みた 帚木07章08
原文 読み 意味 ひとへにうち頼みたらむ方は さばかりにてありぬべくなむ思ひたまへ出でらるる はかなきあだ事をもまことの大事をも 言ひあはせたるにかひなからず 龍田姫と言はむにもつきなからず 織女の手にも劣るまじく その方も具して うるさ...