なす・なし– tax –
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ただ…つみなくおぼしなして ただ…罪なく思しなして 思しなす おぼしなす つみなし 罪なく 01-176
「思しなす」とはそうでないものを無理にそう思おうとすること。それを語り手が強調するために「ただ」が加わっている。罪があるのに罪がないと思おうとしたということ。それは、婚儀を催しながら、娘を抱かないことに対しての罪であろう。 五六日さぶらひ... -
もてなし もてなす 02-118
ふるまう。取り計らう。 すべて 心に知れらむことをも 知らず顔にもてなし 言はまほしからむことをも 一つ二つのふしは過ぐすべくなむあべかりける と言ふにも 君は 人一人の御ありさまを 心の中に思ひつづけたまふ 総じて、心に知りつくしている... -
かたりなす 語りなす 02-114
器用に語る。思いつきを語るのではなく、話の構成をよく考えて話す。 残りを言はせむとて さてさてをかしかりける女かな とすかいたまふを 心は得ながら 鼻のわたりをこづきて語りなす 続きを言わせようとして「はてさておもしろい女だな」と、頭中将... -
さるものにしなして 去るものにしなして 02-111
立派な妻の地位を与えて。 あはれと思ひしほどに わづらはしげに思ひまとはすけしき見えましかば かくもあくがらさざらまし こよなきとだえおかず さるものにしなして長く見るやうもはべりなまし いとしさを感じていたあの時分に、うるさいほどすがり... -
とりなせば 取りなせば 取り成せば とりなす 取りなす 取り成す 02-056
間をおいて、うまくたちまわる。 なよびかに女しと見れば あまり情けにひきこめられて とりなせばあだめく これをはじめの難とすべし (左馬頭)なよやかで女らしいと思えば、つい情に引き籠められるので、距離をおけば婀娜めく。これを第一の難と言う...
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