もてなし・持てなし/もてなす・持てなす 01-006

費用を負担する。
父の大納言は亡くなりて 母北の方なむいにしへの人のよしあるにて 親うち具しさしあたりて世のおぼえはなやかなる御方がたにもいたう劣らず なにごとの儀式をももてなしたまひけれど とりたててはかばかしき後見しな ...
さまあしきおほむもてなし・さまあしきおんもてなし・様悪しき御もてなし・さま悪しき御もてなし 01-043

「ある時には大殿籠もり過ぐして、やがてさぶらはせたまひなど(時には共寝したまま起きそびれ、そのまま側仕えをおさせになるなど)/01-012」とある。政治は朝から昼前まで行われるのが、帝として理想とされているので、政治を投げ出したことを ...
おもひなし 01-134

「思ひなす」の名詞形。人の判断、先入観。
これは 人の御際まさりて 思ひなしめでたく 人もえおとしめきこえたまはねば うけばりて飽かぬことなし かれは 人の許しきこえざりしに 御心ざしあやにくなりしぞかし
こち ...
もてなし 02-038

多義語であるが、「けはひ」と対をなしている点で、態度ととる。
元の品 時世のおぼえうち合ひ やむごとなきあたりの内々のもてなしけはひ後れたらむは さらにも言はず 何をしてかく生ひ出でけむと 言ふかひなくおぼゆべし
なほしばかりをしどけなくきなしたまひて 02-046

直衣と袴はセットだが、ここでは直衣だけ身につけ、袴を穿いていない、かなりエロチックななりであることを語り手はにおわせる。
白き御衣どものなよらかなるに 直衣ばかりをしどけなく着なしたまひて 紐などもうち捨てて 添ひ臥したま ...