あかしかね・明かしかね/あかしかぬ・明かしかぬ 01-033

寝れば心理的な時間は一瞬にして過ぎてしまうが、眠ることができず、時間が長く感じられるのである。そのため、いつもならいつの間にか明けている夜が、なかなか明かない。
御胸つとふたがりて つゆまどろまれず 明かしかねさせたまふ
さだめかねて 02-061

「中将待ちとりて、この品々をわきまへ定め争ふ/02-030」を受ける。
常はすこしそばそばしく心づきなき人の をりふしにつけて出でばえするやうもありかしなど 隈なきもの言ひも 定めかねていたくうち嘆く
(左馬頭 ...
さだめかねたるぞや 02-116

これが一番だとは決めかねるなあ。
さあるにより 難き世とは 定めかねたるぞや と言ひはやしたまふ
そうだからこそ、男女の仲はこうだと決めかねるのだ」と言葉を添えて場を盛り立てる。
02-116 指を ...