わたる・渡– tax –
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たのめわたる 頼めわたる 02-108
(動詞の連用形+「わたる」)は、繰り返し…する、長期にわたって…する。「頼め」は他動詞。自分を頼るように何度もすすめる。生涯面倒を見ることをほのめかす。 さばかりになれば うち頼めるけしきも見えき 頼むにつけては 恨めしと思ふこともあらむと... -
わたり 渡り わたる 渡る 02-103
長い時間をかけて見たり聞いたりした。 さて また同じころ まかり通ひし所は 人も立ちまさり 心ばせまことにゆゑありと見えぬべく うち詠み 走り書き 掻い弾く爪音 手つき口つき みなたどたどしからず見聞きわたりはべりき 「さてまた、同じ頃わ... -
わたり 渡り わたる 渡る 02-099
時間 空間の移動、わざわざ出かけるという心理的距離を暗示させる。 さるべき女房どもばかりとまりて 親の家に この夜さりなむ渡りぬると答へはべり 留守役を任された女房たちだけが居残っていて、「親ごさまのおうちに夜分にわざわざ出て行かれました... -
おもひわたり 思ひわたり 思いわたり おもひわたる 思ひわたる 思ひ渡り 思ひ渡る 思い渡り 思い渡る 01-088
「わたり」とあるので、長時間にわたってそう願っていたことがうかがえる。 故大納言の遺言あやまたず 宮仕への本意深くものしたりしよろこびは かひあるさまにとこそ思ひわたりつれ 言ふかひなしやと うちのたまはせて いとあはれに思しやる 故大納... -
おまへわたり おもえわたり 御前渡り 01-016
帝は夜が明ける前に起き出し、日が中天にかかるまでの太陽のエネルギーが強い時には、紫宸殿で政務をこなし、昼からは後宮の夫人たちの局で過ごし、夜は清涼殿で夫人たちを迎えるのが、聖天子としての理想とされた。すなわち、男性社会と女性社会の頂点に...
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