ひき・引– tax –
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ねをひきかけ 根を引きかけ ひきかく 引きかく 02-117
この根(菖蒲)にかけて歌を詠んでみてよとの女からの挑発。 さるべき節会など 五月の節に急ぎ参る朝 何のあやめも思ひしづめられぬに えならぬ根を引きかけ 九日の宴に まづ難き詩の心を思ひめぐらして暇なき折に 菊の露をかこち寄せなどやうの つ... -
ひきとどむ 引き留む 02-106
琴の調べで上人の笛の音をかき消すことと、夫を引き止めることと、上人の容赦のない言葉を打ち消すことををかける。 女いたう声つくろひて 木枯に吹きあはすめる笛の音を ひきとどむべき言の葉ぞなき となまめき交はすに 憎くなるをも知らで また 箏... -
ひきやとめける 引きや止めける 引きや留めける 02-106
引き留めてきたのでしょうか。「ひきとめる」という連語の間に疑問・反語の「や」が挿入されたもの。ここでは反語の意味合いが強いだろう。 菊を折りて 琴の音も月もえならぬ宿ながら つれなき人をひきやとめける 悪ろかめりなど言ひて 今ひと声 聞き... -
ひきあぐべきもののかたびらなどうちあげて 引きあぐべきものの帷子などうちあげて ひきあぐ 引き上ぐ 02-098
几帳や帳などを片付け来客を迎えられるように準備してある様子。 なま人悪ろく爪喰はるれど さりとも今宵日ごろの恨みは解けなむ と思うたまへしに 火ほのかに壁に背け 萎えたる衣どもの厚肥えたる 大いなる籠にうち掛けて 引き上ぐべきものの帷子な... -
ひきこめられ 引き込められ ひきこむ 引き込む 02-056
とりこにされる。 なよびかに女しと見れば あまり情けにひきこめられて とりなせばあだめく これをはじめの難とすべし (左馬頭)なよやかで女らしいと思えば、つい情に引き籠められるので、距離をおけば婀娜めく。これを第一の難と言うべきです。 02-0...