あさゆふのみやづかへにつけても・あさゆうのみやづかえにつけても・朝夕の宮仕へにつけても・朝夕の宮仕えにつけても 01-004

桐壺更衣の夜伽が人の心を動かしたのは言うに及ばず、朝夕の宮仕えをするにつけても。
朝夕の宮仕へにつけても 人の心をのみ動かし 恨みを負ふ積もりにやありけむ いと篤しくなりゆき もの心細げに里がちなるを いよいよあかずあはれ ...
それにつけても/それに付けても 01-022

光の君の袴着を、東宮第一候補であるはずの一の宮と同程度の規模で行ったことに対して。
それにつけても世の誹りのみ多かれど この御子のおよすげもておはする御容貌心ばへ ありがたくめづらしきまで見えたまふを え嫉みあへたまはず
いづかたにつけても 01-170

父方も母方もの意味。
この大臣の御おぼえ いとやむごとなきに 母宮内裏の一つ后腹になむおはしければ いづ方につけてもいとはなやかなるに この君さへかくおはし添ひぬれば 春宮の御祖父にて つひに世の中を知りたまふべき右大臣の ...
こころにもつかず 01-173

「心につく」は愛情が芽生える。
源氏の君は 主上の常に召しまつはせば 心安く里住みもえしたまはず 心のうちには ただ藤壺の御ありさまを 類なしと思ひきこえて さやうならむ人をこそ見め 似る人なくもおはしけるかな 大殿の君 ...
いたつく 01-178

骨を折る。
御心につくべき御遊びをし おほなおほな思しいたつく
源氏の君のお気に召しそうな催し物をし、何くれとなく気を揉みお世話なさるのでした。
01-178 御心につくべき御遊