つき・つけ・づき・付– tax –
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いづかたにつけても いづ方につけても 02-107
これらのエピソードがどの人の身に起こった仮定しても。 中将 例のうなづく 君すこしかた笑みて さることとは思すべかめり いづ方につけても 人悪ろくはしたなかりける身物語かな とて うち笑ひおはさうず 頭中将は例のごとくうなずく。光の君はす... -
ことつけて 託けて ことつく ことづく 託く 02-106
ことづける。口実にする。 ただ時々うち語らふ宮仕へ人などのあくまでさればみ好きたるは さても見る限りはをかしくもありぬべし 時々にても さる所にて忘れぬよすがと思ひたまへむには 頼もしげなくさし過ぐいたりと心おかれて その夜のことにことつ... -
をりつきなからず 折つきなからず おりつきなからず 02-105
その折りにあった、ふさわしい。 律の調べは 女のものやはらかに掻き鳴らして 簾の内より聞こえたるも 今めきたる物の声なれば 清く澄める月に折つきなからず 律の調べは、女がやさしく演奏して簾の内から漏れてくるというのも、今風の音色に感じられ... -
めにつかぬ 目につかぬ めにつく 目に付く 02-103
気に入らない。「心につかぬ」とほぼ同義だが、「まばゆく」の流れから「目につかぬ」としたのだろう。 この人亡せて後 いかがはせむ あはれながらも過ぎぬるはかひなくて しばしばまかり馴るるには すこしまばゆく 艶に好ましきことは目につかぬ所あ... -
くちつき 口つき 02-103
(琴を弾きながらの)歌いぶり。 さて また同じころ まかり通ひし所は 人も立ちまさり 心ばせまことにゆゑありと見えぬべく うち詠み 走り書き 掻い弾く爪音 手つき口つき みなたどたどしからず見聞きわたりはべりき 「さてまた、同じ頃わたくし...