大人になりたまひて 桐壺10章34
目次
原文 読み 意味
大人になりたまひて 後は ありしやうに御簾の内にも入れたまはず
01174/難易度:☆☆☆
おとな/に/なり/たまひ/て のち/は ありし/やう/に/み-す/の/うち/に/も/いれ/たまは/ず
元服されてからは帝は昔日のように御簾の内にもお入れにならない。
文構造&係り受け
主語述語と大構造
- は…にも入れたまはず 二次元構造
〈[光源氏]〉大人になりたまひて 後は〈[帝]〉ありしやうに御簾の内にも入れたまはず
助詞と係り受け
大人になりたまひて 後は ありしやうに御簾の内にも入れたまはず
大人になりたまひて 後は ありしやうに御簾の内にも入れたまはず
助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞
助動詞の識別:に ず
- に:断定・なり・連用形
- ず:打消・ず・終止形
敬語の区別:たまふ 御 たまふ
大人になりたまひて 後は ありしやうに御簾の内に も入れたまはず
尊敬語 謙譲語 丁寧語
古語探訪
大人になりたまひて 01174
元服をすますことだが、葵の上を添ひ伏しとし、男性としても大人になっている。