弁もいと才かしこき 桐壺08章17
目次
原文 読み 意味
弁もいと才かしこき博士にて 言ひ交はしたることどもなむ いと興ありける
01122/難易度:☆☆☆
べん/も/いと/ざえ/かしこき/はかせ/にて いひ-かはし/たる/こと-ども/なむ いと/きよう/あり/ける
右大弁も才学並外れた学者であって、相人と取り交わした数々の逸話は誠に興味深いものでした。
文構造&係り受け
主語述語と大構造
- どもなむ…興ありける 二次元構造
〈弁〉もいと才かしこき博士にて 言ひ交はしたる〈こと〉どもなむ いと興ありける
助詞と係り受け
弁もいと才かしこき博士にて 言ひ交はしたることどもなむ いと興ありける
弁もいと才かしこき博士にて 言ひ交はしたることどもなむ いと興ありける
助詞:格助 接助 係助 副助 終助 間助 助動詞
助動詞の識別:に たる ける
- に:断定・なり・連用形
- たる:存続・たり・連体形
- ける:呼び起こし・けり・連体形(「なむ」の結び)
敬語の区別:φ
弁もいと才かしこき博士に て 言ひ交はしたることどもなむ いと興ありける
尊敬語 謙譲語 丁寧語
古語探訪
言ひ交はしたる 01122
高麗人の相人を取り交わした漢詩文。