思し紛るとはなけれ 桐壺09章09
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:帝/語り手の判断
直列型:A→B→C:A→B→C
《思し紛るとはなけれど・おのづから御心移ろひて こよなう思し慰むやうなるも》A・B
お気持ちが紛れるというのでもないけれどおのずと御心がお移りになりこの上なく慰むようにおなりなのも、
《あはれなるわざなりけり》C
人の情のなす哀れな業と言うものでしょうか。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った