これは人の御際まさ 桐壺09章08

2021-04-18

耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉

語りの対象:藤壺の宮世間の態度桐壺更衣

中断型:A→B|C→D:A→B、C→D

これは 人の御際まさりて 思ひなしめでたく人もえおとしめきこえたまはねば・うけばりて飽かぬことなし》A・B
こちらは位が格段に高く、宮中の評判がよく女御たちも貶め申さないので、だれ憚ることなく不足をお感じになることがない。


かれは 人の許しきこえざりしに・御心ざしあやにくなりしぞかし》C・D
あちらは、周りが認めないものだから、帝のご寵愛が更衣には逸脱したものと感じられたでしょう。

  • 〈直列型〉:修飾 :倒置 
  • 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
  • 〈中断型〉//:挿入 :文終止・中止法
  • 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
  • 〈分配型〉A→B*A→C

 A→B:AはBに係る
 Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
 ※係り受けは主述関係を含む
 ※直列型は、全型共通のため単独使用に限った

Posted by 管理者