さぶらふ人びと御後 桐壺09章05
耳からの情報伝達;立ち現れる〈モノ〉
語りの対象:藤壺の宮の後見人や親族/後見人たちや兄である兵部卿の親王など
直列型:A→B→C:A→B→C
《さぶらふ人びと 御後見たち 御兄の兵部卿の親王など》A
四の宮に仕える人々後見の人たち男兄弟の兵部卿の親王などは、
《かく心細くておはしまさむよりは 内裏住みせさせたまひて 御心も慰むべくなど思しなりて》B
こんな風に心細くお暮らしになるよりは宮中にお住いになされば、お気持ちも慰まれましょうしなどとお考えになり、
《参らせたてまつりたまへり》C
参内なされるようにして差し上げた。
- 〈直列型〉→:修飾 #:倒置
- 〈分岐型〉( ):迂回 +:並列
- 〈中断型〉//:挿入 |:文終止・中止法
- 〈反復型〉~AX:Aの言換えX ,AB:Aの同格B
- 〈分配型〉A→B*A→C
A→B:AはBに係る
Bの情報量はAとBの合算〈情報伝達の不可逆性〉
※係り受けは主述関係を含む
※直列型は、全型共通のため単独使用に限った